新しい部屋を決めてきた。 地下1階と聞いていたのでまったく期待しないで見に行った部屋は、実は半地下で 白い大きな出窓からちゃんと日光が入っていました。 ドアを開けてその出窓が目に入った瞬間、ここに決めよう、と思いました。 小さな部屋だけど、今のわたしには充分すぎるくらいで キャビネットと姿見、小さなテーブル、椅子、それと、大きなベッドがある。 本棚はないけど、ないならないで、まずは床に積んじゃえばいい。 民間の学生寮やフラットシェアなど、随分悩み、いくつかの部屋を見るうちに 「ここに住みたい」と思える部屋に出会うことは、もうとっくにあきらめていました。 家賃と部屋のバランスを見ることだけに集中していた中、 あの部屋に一目で気持ちをもっていかれたのは、奇跡のような出来事でした。 ロンドンの住居はとにかくトラブルが多いので (シャワーから普通にお湯が出るのは幸せなことですよ、みなさま!) 見るからにふるーいあのフラットには、これから間違いなく苦しめられるはず。 ま、でも、あの出窓で許せるかな。たぶんね。きっとね。 ----- いやー、それにしても、やっと部屋探しが終わってほっとしたー 課題でぱっつんぱっつんだし、正直つらかったです。 そもそもなんでこれまでの寮から引っ越さなきゃいけないかっていうと、 大学寮は、学部・院ともに1年生は希望すれば必ず入れることになってるので 2年生に割り当てる部屋は基本ないらしく、進級時には必ず出ないといけないのです。 わたしはそれなら、諸々の事情でちょっと早めに引っ越しをしたかったので こんな変な時期に、部屋を探していたというわけ。 本当は光熱費とか気にしなくていい寮に引っ越したかったんだけど、民間はたっかい! 日本と全然事情違うのがわかったし、この部屋探しもいい経験だったかも。 ----- 今日はいちばんの仲良し、Jinと晩ごはん。 わたしがデンマークから帰って来た日に向こうがスペインに行ってしまったので ちょいちょいメールはしてたけど、会うのは結構ひさしぶり。楽しかった! Jinは、わたしより7歳年上で、韓国ではテレビ局(日本で言うNHKらしい)勤務。 会社からの派遣で、わたしと同じ大学に来ています。 取材をしたり、映像を作ったり、テレビに出たり、なんでもやるらしく 夜のニュース番組にコメンテーターみたいな感じで出てる映像を見せてもらったときには ひっくり返りそうなくらいびっくりしました。 そんな彼は日本のドラマや映画が大好きで、最近のお気に入りは新垣結衣ちゃん。 普段の会話は9割9分英語だけど、ドラマ好きが高じて日本語も多少操れるので 「やっぱり姉妹」「自分は結婚の先輩」「ほんっとに眠い」などなど ここぞというところでしっかり笑いを取るフレーズを挟んできます。 信じられないくらい頭がよくって、おもしろいひとです。 Jinが韓国帰っちゃったらほんとに寂しいだろなー。 ----- あれ、そういえばあの部屋カーテンレールあったっけ? って疑問が今浮かんだんだけど考えないことにする。きっとなんとかなるよ。 さて、今日はバタバタしてしまったから、明日からまた気を引き締めて頑張らなくては。 ちゃんと進級しないと、あの部屋に住めないからね笑。やるぞー! 11/04/15 23:32 気温20℃を軽く超える快晴の日が続き、もはや完全に夏。 あんなに暗くて長かった冬は、余韻も残さず、全力で去っていった。 3つの公園に寄り、やや遠回りをして図書館へ。 ----- 公園は花であふれ、ひなたぼっこをする人たちでいっぱい。 コートを着てる人なんてもう見かけず、かなりの人がTシャツやノースリーブで歩いてる。 デンマークに行っていたわずか6日間のあいだに季節は大きく進んでいた。 突然鮮やかさを増した風景を前に、嬉しさというより、戸惑いを感じた。 わたしの知ってるロンドンじゃない、と思った。 日本も、もうわたしの知ってる日本じゃないのだ、 と、震災以降考えたくなかったことを考えた。 変わってゆくことを、素直に、切実に、怖いと思った。 だけど、それでも青空が広がり、すべての木から緑の葉っぱが出ているのを見ると 曖昧にでも、幸せな気持ちになる。条件反射のような。 これだから進んでゆけるのだな、たぶん。 陽に透ける葉脈。きれい。 ところでロンドンはこの気候になってから、どこ行ってもすんごい人なんだけど、 みんな勉強は、仕事はどうしたんだ笑。平日だぞ! ----- 「何が幸せか、未来について、よーく考えよう」 と、いう、何かの教科書のようなお話。 4日が経ち、彼は「考えてたらどんどん楽しくなっちゃって」とうきうき言った。 一見たいして支えあうことなく笑、わたしたちはそれぞれに歩いておりますが、 だからこそ一緒に描けること、選んでゆけることが、本当に沢山ある。 ある程度限られた中で、それでも自由な道をゆくのだ。 と、いう覚書。ピンチはチャンス! 数日前の話になりますが、大切な友達から、素敵なプレゼントが届きました。 毎日眠る前にすこし時間をとって、眺めています。 エッセイはなかなか進まず、早くもちょっとしたヤマを迎えてる感じ。 とりあえず今やってるのを明日までにはひととおり形にしないとあとがきつくなるぞ。 それでも残りちょうど3週間で3本!む、、、り?(とか言ってられないのですが) 明日は天気に惑わされず、ぜったいにまっすぐ図書館に行きます笑 うーん、すごい人出なんだろうなあ、週末。 11/04/08 21:46 なんと旅行記を書く余裕がないままに、あっさりとロンドンへ帰還。 そして嘘をつくタイミングも逃し、あっさりとエイプリルフールが終了。 エッセイ執筆で不休の4週間がはじまりました。 ----- さて、覚書程度になってしまいますが、旅行の後半。 まずは、コペンハーゲンから電車で20分ほどの町、ロスキレの大聖堂。 ここはデンマークでもっとも古い大寺院で、世界遺産にも登録されているところです。 長い歴史のあいだに増改築が繰り返されたそうですが、いやーまさにそんな感じで 建築様式がイロイロ。楽しく見て回りました笑 ここには多くの国王の石棺が安置されています。 棺にも色々あり、デンマーク史を齧っている者としては、とても興味深かったです。 外観はこんな感じ。どーーーーん! ロスキレはデンマークの中でも1、2を争う古い町と言われていますが、 現在は人口8万人あまり。小さな町です。 そこにどーんとこれが建ってるのは、なかなか衝撃的でした。 フィヨルドの奥にある町なので、景色がとてもきれいだった! ----- そして5日目には、アンデルセンの故郷で有名なオーデンセまで遠征してきました。 と、言ってもコペンハーゲンから片道1時間半くらいだったけど。 オーデンセは比較的大きな町なのだけど、古い建物が残っている地区もあります。 なかなかメルヘン。 で、完全に余談なのですが(まあそもそもこの日記自体余談余談の連続なわけですが) オーデンセは水曜どうでしょう「ヨーロッパ・リベンジ」で 一行が立ち寄った数少ない町のひとつでもあります笑 特に3月に入ってから、本気でどうでしょうが心の支えという日々だったわたしには 小さなことだけど、ちょっと嬉しかったです。 彼らが泊まってたホテル・グランド。思わず写真撮っちゃったよ笑 アンデルセン子供時代の家。14歳までここで暮らしていたのだとか。 ほんとに小さな家で驚いた。この一室に家族4人かあ。 どうでしょう班はここでマッチ売りの少女になぞらえマッチを擦っておられましたが、 わたしはひとりでやっても寂しいので、やりませんでした(うん、まあ、当然、、、笑) もし擦っていたら、出来上がったエッセイ4本が見えていたに違いないよ、、、 とても好きだった、聖クヌート教会の内部。 オーデンセの観光名所といえばなんといってもアンデルセン関連の場所だけれど、 実は歴史に名高いクヌート王が11世紀に暗殺されたのもここオーデンセなのでした。 この日は曇りだったけれど、この教会の中にいたときには陽が差し、 やわらかい光に、胸がいっぱいになりました。 ----- 5泊6日の旅行の中で、食事らしい食事は数えるほどだったけれど 最終夜にはいちおうレストランでデンマークっぽい料理を食べました(最初の写真) 美味しかった! こちらはいつかの昼食。ロイヤルコペンハーゲンのカフェで、オープンサンド! 具は3種あるんだけど、境目がわかりづらい。でもってパンが見えない。もはやおかず。 これ真似したいなー。 ロイヤルコペンハーゲン本店のショーウィンドウには何故かマリメッコ。 こちらは工芸博物館のカフェ。ここにもマリメッコ。 ほかにもあちこちで見ました。好きなのかもデンマーク人。隣国?のものだしね。 工芸博物館カフェでの食器はロイヤルコペンハーゲンだった! ----- そんな感じで、まとまらないけども後半のあれこれでした。 個人的にはスウェーデン語を選択していることもあり、 スウェーデン・フィンランドの方が馴染むことは馴染むんだけれど コペンハーゲンは、素敵な小さなお店がたくさんあって、楽しかったです。 南スウェーデンから驚異的な近さなので、リベンジする機会はきっとあるはず。 今回は6日あったし結構見て回れたけれど、チボリ公園は時期的に開いてなかったり 行き逃したところもやっぱりあったので、その時を楽しみにしています。 さーエッセイ終わったらあのトランプでババ抜きするぞ!笑 11/04/01 23:51 Back?? |