09/09/2012

by lumi on 09/9/2012

 

スウェーデンの南端にあるルンドという大学町で暮らしはじめたのは3週間前のこと。10ヶ月の交換留学なので、来年の6月までここにいることになる。そんなわけでこの3週間はというと、新しい家のための買い物、スウェーデン語の学習経験がある留学生のための2週間の授業とその試験、留学生向けのイベント、パーティー、秋学期の授業のガイダンスと1回目の授業と、とにかく足場をつくるために飛び回っていた。寝る間も惜しんで。わたしがこれほど活動的になったことなどいまだかつてあっただろうか(いや、ない)

 

その甲斐あって、ルンドでのわたしの学生生活は順調に滑り出している。わたしにしては(あくまで、わたしにしては)沢山の新しい友達ができ、最初のテストも上手くいき、今期のスウェーデン語のクラスも無事に希望のレベルに決まり、新しい家にも町にも馴染んできた。あとはこの異常なテンションを脱してすこしずつ本来の自分の速度を取り戻せたら。それにはもうちょっとかかるかなあ。

 

 

おととい、昨日は、1泊でカルマルという町へ行ってきた。スウェーデンの大学は授業によって期間が違うので(9月から12月までぱらぱらと講義のある授業、週2回の講義があるかわりに9月に始まって10月末には終わる授業、11月からの授業など、まちまち)、今週は金曜に入る予定の授業がまだ始まっていなくて、連休だったのだ。ルンドから電車で3時間のところにあるカルマルはいまは小さな町だけれど、歴史上とても重要な城塞都市。いまも町を囲む城壁が残り、城の近くには、カルマル同盟の旗が掲げられていた。心ひかれるものに出会うことができた、とても愉しい遠出だった。

 

だけど何より戻ってきたとき、ルンドの穏やかな美しさに驚かされた。古い大聖堂、おおきな大学、素朴な家並み、そして公園。こんなところだったっけ、と思った。忙殺された3週間のあいだ、視野が狭くなっていたことを知った。

 

スウェーデンでの貴重な1年を、ここで過ごせてうれしい。

 

 

ところで、スウェーデン人の友達に言わせると「スウェーデン史はつまんない、王が変わってデンマークと戦争しての繰り返しじゃん」らしいです笑。自分の国の歴史があまり好きじゃないスウェーデン人は多いとのこと。そういうものなのか、、、!?

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