27歳最後の2日。

大学ではふたたびoccupationが始まり、嵐の予感。

-----

「認識作業の目的は近似的な真理なのであって、絶対的真理ではないのだ。
記述的な科学が真理そのものを語ると主張するなら、
それは、みずからの存在理由に背反することになるだろう。
たとえば、自然地理学のある種の形式は、
すべての大陸が正確に記述されてしまって以来、もはや実在していない。
逆説的に言えば、不完全さこそ、生き残るための保証なのである。」
― ツヴェタン・トドロフ 『幻想文学論序説』より

科学じゃなくても、なにかを勉強することでも、たとえば恋人との関係でも、
どれだけ追っても全部を知ることはできないと悟るときの無力感っていうのは圧倒的で
でも、だから延々と続けてゆけるし、思い切り力を注げるし、
頭での“理解”を超えた感覚みたいなものが芽生えたりもするんだと思う。

28年間でのわたしのいちばんの幸運は、
どこまでも続くわたしなりの“認識作業”を愛しく思える対象たちに出会えたこと。
(勉強と恋人を同列に扱うのもどうかとは思うけど)
そして、どこまで行っても真理そのものを語ることなどできないという確信があること。
だから、終わらない。ずっと。こんな幸せなことって他にない。

それほど特別なことじゃないのかもしれないけど、いや、でも、やっぱり特別だよ。

-----

ロンドンでの面接からの帰国後、直行した長野旅行の帰りの車中で27歳を迎えてから
1年間、ほんとうにジェットコースターにでも乗ってるかのような日々でした。
得たもののかわりに色んなものを手放し、色んなことを諦めた1年でもあったな。
いい歳して涙が枯れるほど泣いたという日も少なくなく、
まあ、でもだからこそ、実りのある歳になったのかなと思っています。

毎年言ってる気がするんだけど、想像していた28歳といまの自分はかけ離れていて
でもそれも、たぶんそれほど悪くはなく。

この年齢で勉強することに後ろめたさを感じているのは、もうずっとそうだし、
泣かされっ放しだけど、知的好奇心に満ちた学校と、自分のしている勉強が好きです。
その環境と大切な人たちへの感謝を片時も忘れず、目をめいっぱいひらいて、
複雑にトーンが移り変わっていく日々のなかを泳いでゆけたらと思う。

そんなわけで、28歳、楽しみです。ピース!

11/02/27 13:19






旅行から帰ってきて1週間と1日。

大量の課題とポルトガルの残像を連れながら日々を過ごしています。

-----

日本人の大学生グループに話しかけられることがぐっと増えたこの頃、
21、2歳の子たちに「同い年くらいか年下かと思った」と言われるという事件が頻発。

こうなると若く見えて嬉しいというより、もしや若作りすぎる?とかなり危機を感じ、
前髪を伸ばそうか本気で思案中。
でも、下向いても目にかからないし、切るのも楽なんだよね、ぱっつん前髪。

-----

大抵のものごとは納得のいく状態までもっていくのに時間がかかるけど、
1日は24時間しかないわけだから、つまり、気を緩めた瞬間妥協が待ってる。

そして時間という絶対的なものを前にして、決意なんてなんの意味もないわけなので、

、、、要するに、わたしは持てるものもできることも限られてるけど、
納得の必要条件をつくるためにほかのことをかなり投げうってるけど、
すくなくとも今はこれがいいかなってことです。

学校やスタバで友達と話す時間、母や彼とのスカイプ、それとtwitterがオアシス。

仕事復帰するにあたって、きっちり時間調節しないと、とかなり身構えてる。
実はけっこう楽しみなんだけどね。仕事。

-----

古ノルド語の先生が今日の授業で開口一番、もう春だねって言った。

今年も、今年こそは『ラブ・アクチュアリー』を観ようと思いつつ、
観ないまま、冬が終わろうとしてる。

だけど寒さは和らごうとも、ロンドンのどよどよっぷりには終わりが見えませぬ。
昨日の午後はポルトガルから帰ってきて初めて青空も見えたけど、今日はまた曇り空。

-----

フィルム写真を更新しました。ポルトガルの分。
似たものばかり撮ってるうえ、全体的に色が淡くてガーリーな感じになっちゃったけど
なんだかんだ好きな写真ばかりです。

それにしても、あらためて並んだ写真を眺めてみると、
この壁好きと乗り物好き、なんとかならないものかなぁと思うのでした。笑。

11/02/26 1:57












ポルトガル最終日。

ロンドンに帰ってきてもう数時間経つけど、まだ、寝て起きたらそこはホテルの部屋で
外に出たらあの風景が広がってるんじゃないかって気がしてる。

-----

今日は、14時50分のフライトだったので、
早起きして朝ごはんを食べ、チェックアウト後ホテルに荷物を預けて、街へ。
3日間で訪問しきれなかったところを駆け回ってきました。

まずは、団体旅行の学生たちが陽気に歌うトラムに乗り、市の西部へ。
目当てはベレン地区にあるジェロニモス修道院。





大きい!!!!!

これを建てたのは、シントラの王宮増築ですでにおなじみ、マヌエル1世。
大航海時代のポルトガルがどれほどの栄華を極めていたか、
あの王宮のホールと、この壮麗な修道院を見るだけでよくわかります。いやいや。






ヴァスコ・ダ・ガマの棺も、今はここに安置されていました。

ヴァスコ・ダ・ガマが開拓するまでは、インド航路っていうのはなかったんだよね。
知らない海があって、知らない大陸があって、知らない民族がそこに住んでて、なんて
今じゃ想像もつかないけど。

今は当たり前すぎるくらい当たり前になってる知識の価値を、改めて感じる。
(カール・フォン・リンネの植物のコレクションを見たときも思ったことだけど)
21世紀になって、知る気になれば大抵のことは知れるような気がしたりもするけど、
今もまだ本当は世の中、だれも知らないことで溢れてるのかしら。。






こちらは回廊。彫刻がとても繊細。美しかった!






回廊からつながってる、古い食堂。ここにも爽やかな色合いのタイル。

-----

ジェロニモス修道院を出たあとは、近くにある、発見のモニュメントなどなど。






、、、こんな遠い写真ですみません。

これは1960年に造られたものだそう。エンリケ航海王子の500回忌記念だって!!

-----

さて、まだ何とか時間がありそうだったのでベレン地区を離れ、今度はやや東へ。






コメルシオ広場でトラムを降りる。
ここは、1908年にカルロス1世が暗殺された場所でもあります。






まずは外観が見たかった「くちばしの家」へ。工事中で近づけず、、、
もともと建物の中には入れないところなのでいいんだけど、ちょっと残念。
写真ではわかりづらいんだけど、壁面が鳥のくちばしみたいな石でデコボコしています。

そしてこの裏手から東に広がる下町で散歩。






細い路地に、どこをどう写真撮っても入るってくらい洗濯物が干してある笑

家の2階から、おじいちゃんに声をかけられて、身振り手振りで話したり、
教会の前で、どっからどう見ても飼い犬っぽいお人形みたいな犬に会ったりした。






白い壁と階段と。迷路みたいな町。

このあたり、もっと時間取れればよかったな。ほんとに後悔が残ってる。
もしまたリスボンに行けるなら、今度はここの散策に半日は使うよ、ぜったい。

-----

結局空港に行く予定の時間を大幅にオーバーしてしまい、走ってホテルへ。
その後、フライトが大幅に遅れたり、入国審査で延々と待たされたりしながら、
ロンドンの家に帰ってきました。

今はとにかく時間を巻き戻したい気持ちでいっぱい。

今回はリスボンをベースに3泊4日のポルトガル滞在だったけれど、
あちこち行ったからか、とにかく時間がたりなかったです。見どころ沢山!
ポルトガルはロンドンから2時間半と近いので、できればまた行きたいなー
その時はポルトからスタートして、リスボンまで南下できたらいいな、と思います。

次回につづく!(だといいなぁ)

11/02/17 23:55















リスボンから長距離バスで東に1時間半のところ、アレンテージョ地方にある、
エヴォラという町に行ってきました。

体調が全回復とはゆかず、行くべきか随分悩みましたが
今回行かなければもう一生行けないかも、、、とちょっと悲壮な気持ちで決めました笑
でも、やっぱりとにかく動いてみるものですね。楽しかったです。行ってよかった。

-----

今日もゆっくりめに起きて、朝ごはんをしっかり食べ、のんびりバスターミナルへ。
着いてみるとちょうどバスが行ってしまったところで、1時間後のバスを予約。
あーあ着くの遅くなっちゃうな、と思いつつ、ぶらぶらと過ごし、お昼前にようやく出発。

ところが、これが今日いちばんのラッキー。
たまたま同じバスに、日本人のバックパッカーの男の子が乗っていたのでした。

バスではお互い気づいていなかったものの、
エヴォラのターミナルを降りたところでお互い迷い、一緒にぐるぐる迷う羽目になり、
…ていうか日本人ですか?となり、一緒に観光することに。

彼は北大の学生さんで、まだ21歳。
これが初めての海外なのにもかかわらず、小さなバックパックを背負い、宿も予約せず
リスボンからイスタンブールまで行くという、かなりのツワモノでした。
やー面白かったです。自分が初めて海外に行った時思い出した。ちょうど同じ年齢。

なんか、挑戦に似た心持ちというか、漠然とした期待にあふれているというか。
新鮮なあれこれを分けてもらいました。

-----

さて、バスターミナルからふたりして迷いに迷い、ようやくエヴォラの中心部に到着。






中心部は、ローマ時代の城壁に囲まれています。






町の中心の中心、ジラルド広場。天気わる、、、!

この後ものすごい雨に降られ、慌ててまずはカテドラルへ。






カテドラルは、とても変わった雰囲気。
様式からしてこれは古そう、と思ったら、やっぱり12世紀頃に建てられたのだそうです。
16世紀には、天正遣欧少年使節団も訪れ、ここのパイプオルガンを弾いたとか。
伊東マンショと千々石ミゲルね。日本史なつかしい。






やさしい色。造られた当初はもっと鮮やかだったのかな。






振り返って驚いた。黄色いガラスを通した、強い光。
「太陽イメージしたんですかねえ」って言われて、ああまさに、って思った。






雨もあがったみたいだったので、いそいそと屋上にも出てみました。気持ちよかったー
ちょうど、鐘の音を聴けたよ。近くで。






エヴォラの町が見渡せました。外は丘陵地帯。

-----

それにしても、今日は天気がほんとうに変わりやすかった!
青空が見えたので、さっそく意気揚々と街歩き。






ディアナ神殿。2〜3世紀頃、ローマ人によって造られたもの。
思ってたよりだいぶちっちゃかったです笑。でも、保存状態が良くて貴重らしい!

そして、ちょっと行ってみたいね!と意外なとこで意見が一致したので笑、
エヴォラ大学に潜入(みんなで渡れば怖くない精神)






大学の建物にも、いたるところに美しいアズレージョ。いいなあこんな校舎、、、
教室と廊下は、上から3枚目4枚目の写真みたいな感じです。教室にもアズレージョ。
かなーり羨ましい。こんなところで勉強したいよーーー






「えっこれ、普通に教授の研究室だ、しかもドア開いてるし」
「ほんとだ、いいのかなーこんな誰でも入れる感じで」
「うーんいいんじゃないですかね、うちの大学とか敷地内でおじいちゃん散歩してたり
 園児がお弁当食べたりしてますよ」

北大に俄然興味がわきました。

-----

そんなわけで、即席パーティーを結成した彼のおかげもあり、
短いながら、とても楽しいエヴォラ訪問でした。

わたしは旅といえば無茶な移動を繰り返したり、食事とらなかったり、変な宿泊まったり
とにかくひたすら建物を見て歩いたりするので(しかも普通の民家とか、、、)
誰かを誘って付き合わせるのも気が引けて、大概一人旅になってしまうのだけど
ひさしぶりに話をしながら色々見て歩いて、感想を分け合うのっていいなぁというか
違う目を持った人が横にいることの楽しさみたいなのを改めて感じました。
ほんとうにいい出会いだった!どうもありがとう。

連絡先も交換したし、縁があれば、またきっと会えると思うよ。

-----

明日の午後には、もうロンドンに戻ります。
3日間、ほんとにあっという間だった。もっともっといたかったな。足りない!

明日は早起きして、3日間で行けなかったところあちこちに急いで行ってきます。






今日いちばんのビックリ。セグウェイに乗ってパトロール中の警官@リスボン
セグウェイって自転車と違って大してスピードとか出ないよね、乗る意味あるのかな笑

11/02/16 23:30















ポルトガル2日目。雨の予報が見事に覆る。

やわらかな光に満ちた、めまぐるしい1日。

-----

さて、今日は9時になってようやくのそのそ起き上がり、時間をかけて朝ごはん。
そしてのんびりと鉄道でリスボンから30分の町、シントラへ。

、、、のはずが駅に行ってみるとまさかのストライキ。
間引き運転だったので、普段は10分に1本はあるらしい電車を、1時間待つはめに!!!

結局待ったけどちゃんと動いたからよかったんだけどね。
最初は「木曜朝まで動かないかも」とか言われてどうしようかと思ったよ。

ちなみにわたしロンドンに来てから海外旅行って2度目なんだけど
前回(フランス)もストライキに当たって乗るはずだった電車が運休になっております。
ヨーロッパはストライキが多いからか。わたしの引きが強いのか。。

-----

シントラは、山の中にある、世界遺産にも登録されている美しい町です。
かつてイギリスの詩人バイロンはここを「この世のエデン」と呼んだとか。
(地球の歩き方情報丸読みな感じでスミマセン笑)






早速山道を歩き、レガレイラ宮殿へ。
高低差のある広い庭に、点々と小さな建物があって、とても素敵。
あちらこちらに抜け道があって、意外なところから出てきたりして、迷路みたいだった。






敷地内には礼拝堂もありました。ここすごくすごく好きだった。






礼拝堂の外観はこんな感じ。ホント驚くくらい小さいです。正面は残念ながら修復中。
こんなに小さくて繊細なゴシックの建物初めて見ました。

-----

シントラは山の中の町と書きましたが、どれくらい山かっていうと






レガレイラ宮殿の入り口から20メートルでこんな風景になるくらい。






歩道は舗装されてて歩きやすかった。
リスボンも、これくらいの大きさの石畳です。モザイクみたい。

-----

王宮は、もともと14世紀に夏の離宮としてつくられたもので、
16世紀にマヌエル1世が増築したのだとか。
大航海時代のポルトガルの繁栄を、直に感じられる場所でした。

とは言え、「豪華さにかけては類をみない」って地球の歩き方には書いてあったけど
ほとんどの部屋がどことなく素朴。






タイルと天井の間に絵がかけてあったり、






よく見るとだいぶ怖い置き物があったり、






天井に船が描かれた部屋も。






しかしこのホールだけはもんんんんのすごい、想像を絶する、豪華さ!
落ち着いた雰囲気の部屋が続いたあとで唐突にここに着いたので、度胆を抜かれ、
しばらく入り口のとこで立ち止まってぽかーんと見てました。
確かにこれは類を見ないわ。。






ここでも壁はアズレージョ。さすがタイルの国ポルトガル。青の濃淡が美しいです。






ちなみに外観の写真はこれ。うーん、こんなに素朴なのに。。






遠くから王宮、シントラ中心部を見るとこんな感じです(とんがり帽子ぽいのが王宮)
夏の、お天気が最高にいい日とか、本当エデンだろうなあ、、、

-----

さて、シントラをぐるりと見て歩いたあとは、バスに乗り
今日の二つ目の目的地、ヨーロッパ最西端のロカ岬へ。

ところがそのバスが、普通の路線バスなんだけれど
ものすごいくねくね山道を走る。しかも、意外にもかなり標高が高いところを!
ただでさえ体調が良くなかったわたしは、すっかり気分が悪くなってしまい
これまでの旅行人生の中でも1、2を争うつらい移動になりました。いやはや。
たった30分か40分ほどだったのに、永遠にも感じたよ。

何度も5時間6時間のバス移動の経験があるのに、わからないものだなー
今度から体調悪いときのバスは控えます。がっくり。

具合さえよければ、道中もわあ絶景!ってなったんだろうけど、そんな余裕もなく
魂が不在の状態でロカ岬到着。






何にもないところだけれど、ここがユーラシア大陸最西端。
どこまでも続きそうな大西洋が目の前に広がっていました。

この先に別の大陸があるなんて、昔はそりゃあ考えなかっただろうな。
ずうっと陸地があってここにたどり着いたら、ここが世界の果てだと思うもん、きっと。






来たからにはモニュメントの写真をちゃっかり。
せっかくなので、売店で証明書も発行してもらいました。来たからには笑






断崖絶壁。

写真では一見穏やかそうですが、実は、すっごい風が強かったです。
台風並で、何度も吹き飛ばされるんじゃないかって真剣に不安になりました。
昨日雨だったからか、ゴミ箱に先人達の傘がいっぱい捨ててあったよ。気の毒、、、

-----

帰りはシントラ行きのバスが当分なかったので、カスカイスという町を経由して
リスボンに戻ってきました。

リスボンでは、公園で偶然知り合った地元のお兄さんとお茶を飲むことに。
1時間ほどだったけど、貴重な時間を過ごしました。

特に女性のひとり旅ではリスクが大きいのは重々承知しているけど
やっぱり旅先で知り合った人とこうして話をしたりする時間は、大切だなと思います。
その場所について知ることが実はそんなに簡単じゃない中で、
少しでも知らなかったことを聞くことができるのはほんとうに楽しいことだし
何よりその町のことを思い出すたび、その人たちの顔を思い出すというのが嬉しい。
あの町で、あの人たちは生活してるんだなって。

とは言え、危険を伴うのは確かなので、友達と来てるけど別行動中って言ったりとか
飲み物はカップを胸のあたりで持って絶対離さないとか、かなり気は遣うけどね。
ムズカシイです。あぁ男子に生まれたかった。

-----

明日は片道1時間半かけてエヴォラに行くか、リスボンをゆっくり回るか、まだ考え中。
エヴォラ、せっかくだから行きたいけど、体調次第かな。

天気予報はなんと“hail shower”(、、、この暖かいリスボンでにわか霰!?)
また覆ることを祈ってます。

11/02/16 0:09















ポルトガルの首都、リスボンに来ました。

ひさしぶりに、旅先で大雨に降られています。
めげずにカメラふたつ持って市街地をうろうろして、完全にずぶぬれになりました笑
明日までに乾くかなぁ、、、ジーンズ、、、

リスボンは、わたしがこれまで訪れたどの場所とも違う雰囲気のあるところで、
目に映るものなにもかもが新鮮です。

-----

さて、今日は先日書いていた通り、ルートン空港から飛行機に乗ってきました。
ルートンは小さな空港だったけど、とても気持ちの良いところだった。
ロンドンはお天気も良かったしね!
(せっかくロンドンが晴れたのにそこを離れて雨のところに来るなんて、、、あああ)






待つ場所はこんな感じ。明るくて、座ってるだけで幸せ。
最近日光浴びるとすぐに上機嫌になります(ロンドンに住んでる副作用と思われる)






海をこえてポルトガルへ。超小型機だったけど、思ってたより揺れなかったよ!

-----

リスボン空港では、市街地行きのバスが普通に遅れ、結局40分待たされた!
ポルトガルも、時間にルーズなのは同じ(もしやイギリス以上?)なようです。

バスの中では昨日の睡眠不足と飛行機疲れで爆睡。よく目的地で降りれたな、、、

ホテルに荷物を置き、一通り部屋の写真を撮って、雨の中すぐに行動開始。





今回旅先にポルトガルを選んだのは、なんと言っても建物が見たかったから。
というとわたしの場合旅行の動機はたいがい建物なので、いつも通りなのだけど
(それも有名建築家の作品というよりはアノニマスなものを見て歩くことが多い)
今回の目的は、この、タイル!

たとえばアーツ&クラフツ(特にウィリアム・ド・モーガン)のタイルも素敵だけど
いつか写真で見たポルトガルの建物には、もっとばーんと当然のようにタイルがあって
しかも芸術作品という雰囲気とは遠く、なんとなくいいなぁと思っていたのです。

そんなわけで、さっそく市街地で撮り集めたものの一部↓






























、、、なんかタイル祭りですみません(今さら!!!!!)

それにしても、わたしはデジタルでもフィルムでも基本単焦点レンズしか使わないので
こういう時困るなー。2階部分のあれ!と思ってもズームで撮れない笑
それくらい不便でもかまわないとは思ってるんだけど。やっぱね。ちょっとね。

-----

リスボンは、小さな町で、あっちこっちに坂があります。
どの場所とも違う雰囲気、と書いたけれど、やっぱりマカオは少しだけ思い出した。
ポルトガル領だったから当然といえば当然だけど、建物とかっていうよりこの坂で。
マカオにはベランダと坂の町、っていう強い印象があるから。

坂道フェチの人っているけど、ちょっとわかるなー。
坂のある風景はやっぱりドラマチックで、ふとしたときにぐっと心に迫ってくる。
東京にいたってそうだったもの。






トラム、レトロですごい可愛かった。明日こそ乗りたい!!!






市街地は落書きだらけ。つい撮っちゃう。






サンタ・ジュスタのエレベーター。灰色の鉄塔!
裏に連絡橋があり坂の上の地区に出られます。ここからの眺めが上から4枚目の写真。

-----

3泊泊まるホテルはネットで安く予約したんだけど、すごくいい感じのところでビックリ。
これで、クロアチアのザグレブで泊まったあのホテルと同じ値段かあ、、、と思うと
オフシーズンのポルトガルすごい。。と思わずにはいられないのでした。
やっぱり雨季だから?(驚きを引き摺ってる)






部屋はこんな感じ。どうしようパレスだ乙女だ!と落ち着かない小心者。

さて、明日は日中はどこか近郊の町に行ってきます。
夜は女ひとりで出歩くのも何なので、早めに帰ってきて大人しく課題やろうと思います笑

つづく!

11/02/14 22:53






心が折れっぱなしだった一週間が無事?終了。

睡眠不足が祟ったのか、ひどい食生活をしていたからか、完全に喉をやられてしまい
とりあえず蜂蜜しょうが湯に頼ってなんとかしようとしている。

-----

↑の写真は古ノルド語の課題のアイスランドサガで、
ヒーローがモンスターと闘うんだけど剣が鞘から抜けなくて困ってるあたり。

剣を抜くまではけっこう長いのに、倒すのは一瞬。

-----

さてさて、来週はリーディングウィークで授業はすべてお休み。
と、いうわけで月曜から木曜まで、ポルトガルに行ってきます。リスボン!
雨の予報が並ぶロンドンを脱出。わたしにしては珍しく、南方に逃避行です笑

、、、今のところリスボンの予報も雨が並んでるけどね、、、覆ってーお願いだー

ところで今回のフライトはイージージェット(格安航空会社)なので、ルートン空港発着。
家の近くの駅から電車で30分だったから、いいかなと思ってチケット予約したけど
ヒースロー、ガトウィック、シティ、スタンステッドのほかにまだ空港あったのね、、、
全然知らなかったよ。すごいなロンドン。空港作りすぎ。

ちょっと不安だから、当日の朝は早めに行こうかな。11時半のフライトだし。
とにかく安全に飛んでくれさえすれば文句言いません笑

山ほど課題持ってって夜やらなきゃいけないけど、旅行は旅行。すっごく楽しみ!






たくさんの参考書を並行して読まざるを得ないので、慢性的に栞不足。
図書館でもらってきた栞のほか、その辺にある紙やレシートなんかを挟んでいましたが
先日みつけた出版社に、素敵な栞があったので、沢山買ってきました。1枚50ペンス。
惜しみなく使えるのがうれしいし、本を開けるたびに幸せ。

土日で少なくともスウェーデン語の課題にはある程度目途をつけなくちゃいけないので
暖かいポルトガルを夢見て笑、頑張ろう!と思ってます。

モノクロ写真、更新しました。ハムステッド、グリニッジなど。

11/02/11 22:01






188番のバスに揺られ、グリニッジへ。

マーケットと好きなお店を覗いて、広い公園を散歩して、野菜ラーメンを食べる。

15時過ぎには戻って写真屋さんにフィルムを預け、あとはスタバで勉強してた。
ちょっと幸せな一日。

-----

自分の考える力の足りなさと持っている道具の少なさをいまさら改めて実感し、
なんとかするべく本と紙に埋もれて日々を送っているのですが
いかんせん情報量が多すぎてまず記憶力が追いつかない。本気でメモリ増設したい。
そもそもどうやったら記憶って逃げていかないの?やっぱりちゃんとした睡眠?

来週はリーディングウィーク前の、勝負の一週間。
今週もさんざん籠ってましたが、また課題もあることだし、さらに本腰入れて籠ります。
がんばるぞ!!!

-----

photograph更新しました。
実は1週間ほど前にひっそり年始の成長記録までの分を更新していたのだけど、
今日は先日のフラワーマーケット周辺での試し撮り。
似たような写真ばっかりですが、なんとなくたくさん載せてみました。

最近28mmレンズのコンパクトでモノクロばかり撮っていたので、
愛しのレフ子の45mmレンズがそれはもーーー苦しかったです。狭い、狭いよ。。
でもやっぱり、50mmに近いレンズは、いいなぁと思いました。

それと、カラーの写真も以前よりサイズを大きくしました。モノクロと同じサイズ。
過去の写真も、昨年春の分までは、大きくなってます。
アルパカやうちの妹が、どアップで見れます笑






今日のお昼。最近野菜が足りなかったのでこれに決定。
見える部分以上の野菜が沈んでて笑、お腹いっぱいになった!大満足でした。
ここの中華麺は本当にスープがおいしいなー。

11/02/05 23:50






授業に出ればディスカッションにまったくと言っていいほど貢献できずだだ凹みし、
写真を受け取ってくればCDに別の人の画像が入ってておーいおい、な2月のはじまり。

やることいっぱいですが今日は早々にふて寝します。もういい。寝てやるーう!

-----

CDに入っていたデータは、飛行機と、池のある公園と、楽しそうな男の子の写真。
ほほえましくて、どんなひとが撮ったんだろう、と、ちょっと想像を巡らせてしまった。

わたしのデータを受け取ったひとも、何これ誰が撮ったの、とか、
思ってるんでしょうか。ネェ。

しかしこれって日本だと個人情報保護云々って話にならない?
明日お店に持っていくけど、どういう対応になるんだろ。
ああじゃあもっかい焼きます、って言われて終わりだと思うけど。たぶん。いや絶対。

それにしても学校から徒歩40分とけして近くないのに明日もっかい行かなきゃなのか…
(で、もし1時間とかで焼けないって言われたら明後日また行くはめになる)
神様これはわたしにウォーキングしなさいってことですね。

写真自体は、コントラストが強いけど、とても綺麗にプリントしてくれてた。

-----

今年に入ってからすごく肌の調子がいいんだけれど、
変えたことといえば、朝は洗顔料を使わずぬるま湯で洗うだけにしていることと
ファンデーションを塗らないこと(下地+コンシーラー+パウダー)

それでこんなに調子がいいなら、今までのはなんだったの、、、と思わなくもない。

DHCのコンシーラー、去年からずっと使ってるけど、ほんとにおすすめ。

-----

彼がメールの頭にオープニングテーマ(らしきもの)をつけるのにハマってるんだけど
どう対応したらいいのかわからないので毎回かるーく流している。

(なにかと一句詠むのにハマったときよりは、まだ対応しやすいと思ってる。)

わたしなんかよりはるかに頭の良い人だし、
その機転と引き出しの多さをぜったい何か別のことに使ったほうがいいと思うんだけど
それでもこういうしょーもないことに使いつづけるとこが彼の美点。、、、たぶん

とかなんとかぼやきつつわたしすごい沸点低いのでいっつも大笑い。
おかげで毎日楽しいです。






先日、本棚から落ちてきたものが直撃したにもかかわらず命拾いした、コンパクト。
アンティークショップ…というよりはリサイクルショップみたいなところで発見!
もともとはファンデーションのケースだけれど、鏡として使っています。
50年以上前のもので、Mappin&Webb社製。状態もよく、中には刻印が。

一生大切に使っていきたいものだから、なんともなくて本当によかった。

ホコリだらけで売られていたので、普通の布で拭いただけではまだこんな感じだけれど
今度、シルバーの磨き布を買ってきて、キチンと手入れしてみようと思っています。

11/02/01 23:56



Back??