今日は電車で片道2時間半をかけて、レーロースという町へ。

レーロースはもともと銅山で開けた町らしいのだけど、その後閉山し
いまは残っている木造建築を資源に、観光を中心とした町づくりをしているそう。
(そういえば、同じような話、台湾のチョウフンでも聞いたなー)

というわけで、それを見に、遥々と行ってきました。

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ちなみにレーロースはノルウェー語表記ではRøros
ブランケットで有名なロロス・ツイードのロロスです。
わたし最初同じ町のことだって気がつかなかった笑

発音を聴いてみると、レーロースもロロスもどっちもちょっと違うなあという感じで
まあどちらかというとレーロース寄りでした笑
ノルウェー語の発音はスウェーデン語以上にむずかしい、、、!





緑のなかを走る。2時間半なんてあっという間。

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そして何事もなくレーロース駅に到着。
地球の歩き方にも載っていない町で、事前情報がほとんどない状態で行ったので
まずは観光案内所へ行き、地図をもらうことにしました。

だけど、レーロースは実際地図が必要ないくらい小さな町で、
案内所のお姉さんに地図を指しながら「このあたりが旧市街?」と訊いたら
「そうよ、この町の建物はだいたい古いけどね!」と返ってきて清々しかったです笑






観光地らしいというかなんというか、何だかよくわからないお店がいっぱい。
お店が並ぶところを抜け、さっそく見どころとして教えてもらった教会へ。






外観はかわいらしい感じ。18世紀後半に建てられたのだそう。






中に入って驚いた、、、教会というかもはや劇場
これまでかなりの数の教会を巡ってきましたが、このカラフルさは史上最高!笑
かなりのインパクトです。






寄るとわかるこの凄さ笑

でも、ただ派手というわけではなく、優しい雰囲気で、とても素敵だった。
この教会は本当にずうっと記憶に残りつづけるだろうな、と、思いました。
忘れようがないとも言うけれど笑

コンサートの告知の紙が貼ってあったけど、いいなあ、ここで音楽を聴くなんて!






教会を出て、町をぐるぐると歩き回る。
気づいたら旧市街を3周くらいしていました笑。それくらい、小さな町。

ここは内陸なので、冬にはマイナス50度(!!!)にもなるそうだけれど
いまはさすがに夏。暑いくらいだった!

家がカラフルなのは、吹雪の中でも自分の家を見つけやすくするため、だそうです。
なるほど。






こういう風景を見ると、旧鉱山街だというのがなんとなくわかるような。
穏やかな昼下がり。


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さて、帰りの電車までまだまだ時間があるので(ちなみに電車は日に2本しかない)
町はずれにあるロロス・ツイードのファクトリーショップにちゃっかり行ってみることに。






ブランケットを愛してやまないわたしには夢のような光景です。

ただ、実は仕事で2年ほどずっとブランケットの輸入に関わっていたので
どうしても蘇るのよねつらい思い出が、、、笑

以前ノルウェーの人たちがとても気軽にブランケットを使ってるのを
なにかの雑誌で見たことがあって、とても羨ましく思っていたのだけど
(家の中だけでなく、芝生やベンチの上に敷いたりして、外でも気兼ねなく使ってた)
たしかにこのお値段でこれが手に入るなら、そんなこともできるなぁと。
仕方のないことだけれど、日本だとすごい、高級品だものねえ、、、

うろうろと悩んだ末、寒いときにベンチやいすに敷く、小さなマットを1枚購入。
ランチョンマットくらいの大きさで、携帯用座布団みたいな感じです。
アウトドアが好きなノルウェーの人らしい商品。山積みになってました。






1500円くらい。かわいいです。
畳むと小さくなるから、冬になったら持ち歩くー!

そういえばこれまで気に留めてなかったけど、タグに教会の絵が入ってるね。
あの教会、きっと地域の人に、大事にされてるんだろうな。

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お腹がすいたので、旧市街に戻って美味しいものが食べれそうなカフェを探し
海老のサラダを注文してテラス席でもぐもぐ。





もーほんと海老好きすぎる。しーあーわーせー

わたしは晩ごはんを食べるレストランを探すのは苦手なのだけど、
美味しいカフェに関しては、探知機がついてるような気がします笑

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街歩きを満喫して駅に戻ると、トロンハイム方面の電車がトラブルで遅れてるとのこと。
なので、待合室でコーヒーを啜りつつ電車を待つことに。

そして例によって、隣に座っていたお母さん&男の子と仲良くなり、
待ち時間のみならず、電車でも4人席に一緒に座って
彼らが降りるトロンハイム近くの駅まで、超たのしい時間を過ごしました笑
3時間以上ずっと喋り続けてたのか、、、喉が痛くなるはずだ笑






3歳のオーディンは、レーロースの病院で耳の手術を受けたばかりだそう。
これまであまりよく聞こえなかったから、話すのもうまくいかなかった、って
お母さんのメッティが言ってた。
きっとこれからもっと沢山話せるようになるね、ととても嬉しそうにしていて
なんだかきゅんとした。

幸せを祈っています。

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その後トロンハイムで晩ごはんを食べ、スーパーで買い出しをしたりして
いまボードー行きの夜行列車に乗っています。

夜行はフィンランドで危ない目にあったことがあるので、ちょっと身構えていたけれど
ひとりで区切られた空間を使えるし、とっても快適!
もっと夜行乗りたいけど、どっちにしてもボードー以北は鉄道通ってないんだよなー
(ナルヴィークという町には鉄道があるけど、スウェーデンのキールナからの国際列車)






トロンハイム駅の混雑ぶりには驚いた。昼間はあんなにガラガラだったのに!






なるほどこういうことか、、、な夜行列車の多さ。

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午前0時をまわっても、まだまだ外は明るく、ほんのりと夕焼け。
電車の窓から外を眺めながら、随分北まで来たんだなあ、と実感しています。

11/06/11 0:35









軽い船酔いでふらふらしつつ、朝8時半、無事トロンハイムに到着。

夏の匂い。

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ベルゲンにいた3日間、それなりに涼しい日が続いていて、
そこから随分北に来たのでトロンハイムも涼しいかなとなんとなく思っていたのだけど
見事に予想を裏切られました。暑い、暑いよ。
8時半の時点ですでに暑く、腕まくりをしてぐったりしながら荷物を引き摺って宿へ。

荷物を預け、涼みつつそこにあったパソコンで明日の遠征の電車チケットを予約して、
いざ行動開始!

まずはニーダロス大聖堂と、同じ敷地内にある司祭の館、その博物館。






これは、、、!他の北欧の国でもちょっとこういうのは見たことない。
中世にはここが北ヨーロッパ最大の巡礼地だったというのも納得。

ちなみに「ニーダロス」というのはトロンハイムの古い名前です。
ノルウェーの最初の首都はニーダロスでした(13世紀に遷都されるんだけども)






聖者の彫刻。54体あるそうです。

中はパイプオルガンが鳴り響き、荘厳な雰囲気。残念ながら写真撮影はNGでした。
でも、オルガンの音色が聴けるのは珍しいから、嬉しかったな。

その後、せっかくだからと塔に上ってみることに。
しかし上る前にガイドさんに希望者全員集められ
(30分に1回、30人だけをガイドさんが引率するという形をとっていた)
階段が超せまいし急だし長いから体力に自信ない人はやめときなよやめるなら今だよ、
という趣旨のことを言われて若干ビビる。






ま、でも上ってみたらなんていうこともなかったです笑
多少はしんどかったけど。わたしは本当に体力あるんだかないんだかだな。。

お天気も最高で、いい風が吹いていて、本当に気持ちよかった。






しかし階段だけでなく塔の上も驚くべき狭さでした笑

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司祭の館などを見たあとは、川の反対側へ。
小高い丘の上にクリスチャンという要塞があるというので、そこを目指しました。






中世のはね橋。一瞬ルミナリエが頭をよぎった、、、






橋の上から。
トロンハイムには、ここに限らず、木造の建物が街中にたくさん残ってる。

長い坂を上りきり、丘の頂上に到着。






要塞の建物。周囲には大砲がいくつも置いてありました。
ここは17世紀後半に建造されたそう。






トロンハイムの町が見渡せて、結構上ってきたなってびっくりした笑






町を眺めながら過ごしている人が何人もいたよ。

わたしも、犬を連れたお姉さんとお話したりして、楽しい時間を過ごしました。

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そして丘を下りたところで、さすがに朝からずっと歩いているので疲れが出始め
アイスか何か食べたい、、、とうろうろしていたら、素敵なカフェを発見。






そんなわけでいそいそと入ってみる。






レアチーズ頼んでみました。美味しかったー至福ーーー
ここはコーヒーを自家焙煎しているそうで、ラテもとっても美味しかったです。

すっかり元気になり、ふたたび市内を散策。






芝生の上で水着になっているトロンハイム市民に衝撃を受ける。

トロンハイム、温かみのある町で、たった1日で大好きになりました。

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今日の気温は25℃と出ていたけど、本当はもっとあったんじゃないかな。
ほんとうに、夏らしい一日だった!

そしてわたしはというと、うっかり長袖、しかも2枚重ねでいたので、
その後、体が熱をもって具合がわるくなりました。うーん
なので夜は、水分補給して静かにしてたよ。体温調節ちゃんとしようと思った、ホント。

明日は今度は夜行列車なので(そして明後日はまた船)、今夜はしっかり寝るぞー
船は大丈夫だけど列車は電源あるかわからないので、
いま順番に全ての電子機器を充電中です。どれも切れると困る!!!笑

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ノルウェーの旅は、明日で折り返し。
そこからのアイスランドを入れても、もう3分の1以上が終わったことになります。
これからどんどん北へ行くけど、移動に体力を削がれないよう気をつけつつ、
それぞれの町を楽しみたいな、と、思っています。

11/06/10 0:20






ベルゲンを出発して28時間。
今年いちばん何もしない日、を満喫しています。

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今朝は揺れにより朝6時過ぎに起こされたので、シナモンロールをかじりつつ、
しばらく停まる予定のオーレスンまでぼうっとして過ごしました。

オーレスンには予定より30分遅い朝9時10分頃到着。
予定通り9時半には出発するから15分で戻ってこいと言われる。そんな無茶な、、、






でも、港のところは見れたよ。ちょっとだけど。メルヘンな街並み!






ベンチの背もたれがカワイかった。

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日中はガイランゲルフィヨルドの中に入っていき、ゆったり観光。
ソグネフィヨルドでは観光船には乗らなかったので(フェリーに4度乗ったけど)
こっちではまた違った風景が楽しめてよかったかな。

波がなくて揺れないので、窓のそばに座ってごはん食べたり、本を読んだり、
展望フロアやデッキに行ったりして過ごしました。
というかそれ以外本当に何もしてないな、、、こんなに何もしないのはいつ以来だろ。






窓からはこんな景色。ずっと眺めてても飽きない。






これぞフィヨルド。いいお天気!






共有スペースはちょっと豪華な感じ。
3面ガラスの展望フロアに長時間いると酔うことがわかったので、
結局このラウンジに落ち着いた。カフェも近いしね。

結構な割合の乗客が、いったん船を下りて別のオプショナルツアーに参加してるので
日中の船内は空いていて、とても静かでした。






本はこれしか持ってなくて、サン=テグジュペリのWind, Sand and Stars

日本語の「人間の土地」っていう題も好きだけれど、英語題も好きだなー
そういえば新潮文庫のこの本のカバーって、新版は宮崎駿氏なのね。解説も。
日本語で読んだのもう随分前だから記憶が曖昧。帰ったら見てみよ。
(しかし、わたし持ってるのって新版だっけ、、、そうじゃない気もする)

ペーパーバック重いから置いてきちゃって、こっちで何か買おうと思ってたんだけど
あまりの物価に怖気づいてまだ買ってません笑。さて、どうしようか。






ノルウェーに浮かぶ船で、80年前のスペイン上空に想いを馳せる。

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旅行中にこんなに贅沢に時間を使うことなんて、これまでなかったので
なんだか変な感じだけれど、これはこれで貴重な経験になりました。
こんなことが続いたら人間だめになりそうだけどね!笑

しかし沖に出ると船が揺れるので、昨日も今日も夜になると船酔い気味。うぅー
大きい船だから大丈夫でしょ、と高をくくっていたのだけど、そんなことはなく
ちゃんと立っていられないほどゆっさゆっさ揺れる!!!!!
これは予想外だった、、、

本格的に酔う前に、もうさっさと寝ちゃおうと思います笑
明日の朝8時半にはトロンハイムだ!






一昨日のベルゲン美術館と工芸美術館のチケット代わりのシール、
ちょうどノートおろしたばっかりだったから貼ってみた。
これから当分これを使うことになるので、見るたびにベルゲンを思い出すと思うと
なんだか嬉しいです。

11/06/08 22:34












雲のなかを歩いてみるなど。

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ベルゲン最終日の今日は、曇り空。
船が出るのは夜8時で、十何時間も歩き回ってたら体力が尽きそうだったので、
チェックアウトして、ロビーでお茶を啜りながらのんびりテレビを観るという
およそ旅行中とは思えない行動に出ました笑

途中アメリカのThe Ellen Showがノルウェー語字幕ではじまり
面白くて完全に出かけたくなくなりましたが笑、なんとか踏ん切りをつけて街へ。

昨日行ききれなかった美術館、大学、図書館などを巡ってきました。






ベルゲン駅の横にある、中央図書館(たぶん)の入り口のところ。
落ち着いた雰囲気で素敵。






児童図書のコーナーでは、子供たちがゲームに夢中。教育上どうなのこれ。

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さて、行きたかったところを制覇しても、まだ午後3時。
次はどこに行こうかなーと考えながら歩いていたとき、
ふと、2日前にケーブルカーで上った山が、雲で覆われているのが目に入り
あの中はどうなってるんだろ、と疑問がふつふつと、、、

そんなわけで、ちょっと行ってみるかーと歩きはじめました(いつものパターン)

ケーブルカーの駅の横を通り過ぎ上っていくと、どんどん周りが白くなっていくので
すっかり楽しくなって、もうちょっと、もうちょっと、と上り、気がついたら中腹。
ここまで来たら上りきっちゃってケーブルカーで帰ったほうが早いよなあ、と
結局山頂まで行くことを決意(これもいつものパターン)






しかししばらくするとますます視界がわるくなり、数m先がほとんど見えない状態に。
(肉眼だと、写真よりもっと見えなかった、、、!)






この道は本当にケーブルカーの駅に続いているのだろうか、っていうかここどこ、
と、根本的な疑問をようやく感じ始める。






山頂に近づくと、もう何が何やら。

まあでも、これからしばらくして、あっさりとケーブルカーの駅に到着。
展望台からは、当然なんにも見えませんでした笑

標高320mだそうなので、ちょうど大文字山くらいか、、、とつい考える京都市民
終わってみれば、道もそんなに悪くなかったので足に負担もかからず
適度な運動って感じで、たいへん楽しかったです。

が、しかし、こんなことを続けているとわたしそのうち遭難しかねないので
いい加減ちゃんと道順くらい確認してから歩きだそうと思いました笑
(フィンランドで道を間違えて膝まで泥濘につかったことがあるのに懲りてない)






上ったのはここ、、、に見えるはずの山!笑

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そんなこんなでちょうどいい時間になったので、ホテルで荷物を受け取り、港へ。






ひさしぶりの大型船!やっほい!

この船で、トロンハイムまで行きます。
途中ガイランゲルフィヨルドへ入っていったりするので、約36時間の長旅。

船は、ベッドが昨日のホテルより広いくらいで(まあホテルが狭すぎたんだけど)
なかなか快適です。






海を眺めていたら、あっという間に午後10時過ぎに。晴れてきた!

11/06/07 23:55






色んな人と出会って、色んな話をして笑って過ごす時間はもちろん大好きだけれど、
教会や美術館、本屋やコーヒーショップでの静かな時間もわたしはやっぱり愛してる。

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信頼と実績の晴れ女の力もついに尽きたのか、今日は朝からずっと雨。
まあ、この一週間くらいはずっと雨が続いていたそうなので、
昨日すっきりと晴れたのがラッキーだったということなのかな(ポジティブ!)

なので、今日は小雨の時間帯に出て軽く散策したあと、美術館や教会へ。
静かなところ巡りでした。






十字架教会にて。

雨だとデジタルとカラーフィルムを入れてる一眼を鞄の中に入れることが多いので
ついつい撮るの忘れてしまう。

カメラのこと考えない時間も、それはそれでいいんだけどね。






ベルゲン美術館と、西ノルウェー工芸美術館は、噴水のある広い公園の中にあります。
この頃はまだ小雨だった、、、

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お昼ごはんは、食べてみたかったフィッシュバーガー!






こんなファーストフード店。

フィッシュバーガーは、マクドナルドのフィレオフィッシュとは違い、
細かくした魚の白身をハンバーグのように焼き、パンに挟んだもの。
野菜とサルサソースと合っていて美味しかった!

せっかくなのでフィッシュスープもカップで頼んでみたんだけれど、
白身魚がやっぱりすり潰されてお団子になっていてびっくり。これも美味でしたが。

ちなみにここでお腹いっぱい食べたので、晩ごはんはセブンイレブンの焼きそばでした。
ひと口食べてうんこれは焼きそばじゃない、と結論づけましたが
美味しいか美味しくないかで言ったら美味しかったのでなんか悔しかったです笑

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夕方には行きたいところもだいたい制覇し、雨も激しくなってきたので
モノクロフィルムを探して、ホテルで教えてもらった数軒のカメラ屋さんをハシゴ。






もはやそんなに遠くないところがかすんでる。。

なかなかフィルムを置いているところがなく、最後の望みをかけて行ったお店は
正直お店というより、趣味のクラシックカメラ置き場みたいなところでした笑
ここで無事ISO400のモノクロを捕獲!

そしておじさん(お店の雰囲気通り、本物のマニアだった)と長々カメラ談義。






お店の奥に戻っていったかと思うと、
「これがいちばん好きなカメラなんだ!」と、なんかすっごいの持って現れたおじさん。






覗かせてもらった。おおお。。

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そして話しているうち、ここで働いているという女の人が帰ってきたのだけど
なんと日本人だった!

流れでベルゲンにいると仰っていましたが笑、なんともう住んで4年目だとか。
ノルウェー語ペラペラで、かっこいい人でした。
話してるうちに年齢がほとんど同じなことが判明して驚いたけどね!

かなり長いこと喋ってたんじゃないだろか。
彼女自身や、彼女のまわりの人のことを聞いて、いろんな人がいるなぁと思いました。
ほんとに、いろんな人がいるなぁ、と。

ぽろっと「歳も歳だし、、、」と言ったら
「それ言うの日本人だけ!」と笑い飛ばされて、爽快だった。
まだ抜けきれずにいるのだけど、いい加減歳のこと考えるの、やめようと思った。
わたしはもっと潔くならにゃならん。

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そんなこんなで、雨の中、なんとなく決意を新たに。

明日ベルゲンを離れるのだけど、船の時間が午後8時なので、まだゆっくりできる。
大学や図書館へ行き、もう一度行きたいところも巡れたらと思っています。

ところで、船ってネット使えるのかしら、、、何かしらは連絡手段ありそうだけど
更新がなかったらあーだめだったんだなと思ってください笑

ひさしぶりの、長時間の船旅。楽しみです。

11/06/07 0:27






3日過ごしたフロムを離れ、海沿いにあるノルウェー第2の都市、ベルゲンへ。

小さな村から大きな町に来ると、嬉しいような、寂しいような。

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フロムからベルゲンへは、フロム鉄道でミュルダールまで戻り、
そこから2日にも乗ったベルゲン急行に乗るというルートを選択しました。

フロム鉄道は、ツアー客が何両かを貸し切っていたので(そんなこと出来るのね!)
行きとは違ってなかなかの混雑。






電車から昨日歩いた道がずうっと見えていて、そうだこんなだった、って思い出してたら
ますます切ない気持ちに。名残惜しかった。さよならフロム、、、






ミュルダールに近づくと、風景が一変。季節が違うみたい。

ミュルダールでは乗り換え時間が1時間近くあったので、
どう考えても濃すぎるカフェラテをすこしずつ飲みながらベンチでぼんやり。

そういう時間が結構大事だったりします。






ミュルダールを発車してしばらくすると雪は消え、あとはこんな風景が続いていた。






そして午後3時頃、ベルゲンに到着!

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ホテルに荷物を置いたあとは、まずは定番と思われるところを観光!ってことで、
ぶらぶら歩いて世界遺産・ブリッゲンへ行くことに。






地図持たずにてきとうに歩いてたら対岸に着いた笑
この、壁みたいに並んでるカラフルな木造倉庫たちが、ブリッゲン。






近づいてみました。

ここはハンザ同盟時代、ドイツ人街だったそう。
木造だから何度も火事にあっているみたいだけれど、そのたびに修復したんだとか。
今はほとんどの建物がお店だったりレストランだったり。

実は一軒一軒が細長く、正面からは想像できないくらい奥行があるので、
建物と建物の間の細い路地を歩いていくと、ここだけちょっと別の町みたい。
小さなお店がたくさんあったよ(今日は日曜なのでほぼ閉まってたけども)






お昼を食べてなくてお腹がすいていたので、魚市場の前のテントを覗いてみる。
エビとカニとサーモンがいっぱい!!!!






でもって欲張りな感じのオープンサンドをげっと。50クローナだから、800円くらいかな。
美味しかったー幸せだったーわたし三食これでもいい、、、

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この時点でもう夜7時近かったんだけど、ここはまだまだ明るい!
せっかく最高のお天気なので、ケーブルカーで近くのフロイエン山に登ってみました。






眼下に広がるベルゲンが想像以上に大きな町でなんとなく衝撃を受ける。
25万人のひとが住んでると、こんな感じになるのか。そうだよなあ。

行く先々で町を見下ろしていると、たまになんともいえない気持ちになる。
どうやってこういう風になっていったのかしら、って。






階段になっていて、とても気持ちのいい展望台!
みんな腰かけて思い思いの時間を過ごしてた。






わたしも座り、贅沢してアイスもぐもぐ。至福。

気づいたら随分長い時間、ここでベルゲンの町を眺めていました。

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ここを発つのは、明後日の夜。あと丸2日あるわけだから、しっかり見て回れるかな。
明日も素敵な1日になりますように。

とりあえず、こっちに来てからフィルム巻き上げが絶不調のコンパクトカメラが
機嫌直してくれることを祈るばかりです。笑。






帰りのケーブルカーで。手の中に虹!

11/06/05 23:32









いつからこんな風に、ひとりの時間を楽しむようになったんだっけなあ。

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フロムに泊まるのも気がつけば今夜が最後。
疲れもたまってきていたので、今日はここでゆっくりすることにしました。

お天気に恵まれたので、船でフィヨルド観光してみるかなーとも思ったのだけど、
昨日4度もフェリーに乗ったわけだし、これからの行程で嫌ってほど船には乗るから笑
ちょっとしたツアーを予約して展望台へ行ってみることに。

ミニバンはアグレッシブに細い山道を走り、あっという間に展望台到着。









眼前には言葉にならない風景が広がっていた。

本物だけど、本物じゃないみたいな。だってあまりに絵になるんだもの。
ふわふわと、夢を見ているような時間だった。

展望台は先の部分がガラスになっていて、怖かったよ!笑
ずいぶん克服したんだけどね、高いところ(昔はぜんぜんダメだった)






あっさりとフロムに戻ってきたので、ホステルでお昼ごはん。
フィッシュスープと、パンがなかったのでワッフル。美味しかったです。
今日は夜もこんな感じで、スーパーで買ってきたもので食べました。
フロムも引き続き物価高すぎて、外食だとまともなもの食べれない、、、

ちなみに昨日行ったソルボーンでは、物価はだいぶ安かった。
シグリッドのカフェで食べたキッシュのプレートは1000円、カフェオレは500円くらい。
水のペットボトルの値段もオスロと比べると3分の2くらいでした。
これから行くところはぜひあんな感じであってほしい笑

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いいお天気に誘われ、食事のあとはちょっと散歩。






ま、大抵こういう場合「ちょっと散歩」が「がっつりハイキング」に変わるんだけどね。

ひとりハイキングにはなかなか実績のあるわたしです。
しかも今回は靴がスニーカーだよ!(うっかり革靴で山登りした経験あり)






そんなわけで、調子に乗ってどんどん歩く。
この写真は序盤に、来た道を振り返ったところ。ずーっと山のふもとを歩いてきました。

道は舗装されていて、とっても歩きやすかったです。






フロム教会!
フロム駅のあたりから5kmくらいは離れてるんだけど、みんなここまで来るのかなー。
あ、でもこのあたりに住んでる人はみんな車持ってるか。。






どこまでものどかな風景が続いています。

結局そんな感じで3時間歩き続け、心地よく疲れ、ホステルに戻ってお昼寝しました笑
良い1日でした。

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夜はホステルで、バルセロナから来た大学図書館の司書さんと
スペインと日本、イギリスの大学と社会システムの違いについて延々と話したりなど。

楽しかったこのバンガローとも明日でお別れかー。

明日はフロム鉄道でミュルダールへ戻り、そこからベルゲンへ向かいます!






このあたり、なにげにひつじ天国です。癒される。

11/06/05 1:33






Still it stands here, like a sign
in the half-light, leaning against the edge of history
on the bare, polished stone skull of a homeland.
― Paal-Helge Haugen

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今日は、ウルネスという町にある、スターヴ教会を見に行ってきました。

実はフロムに3泊もすることにしたのは、これが見たかったから。
旅前半のメインと言っても過言ではないほど、楽しみにしていたのだ。

スターヴ教会は、12世紀頃から建てられた、特徴的な木造教会の総称です。
宗教改革までの間に、各地に1000棟以上が建てられたそうだけれど
(と言っても13世紀後半からは石造りに取ってかわられたらしいけども)
今はわずか28棟しか残ってない。らしい。

ウルネスのスターヴ教会は、その中で最古と言われているもの。
そんなわけで、せっかくなら大変かもしれないけど是が非でもここが見たい、と
はるばるウルネスまで行くことにしたのでした。

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さて、ウルネスに行くには、まず対岸にあるソルボーンという町を目指します。
フロムからソルボーンまでは、ソグンダールという町まで船かバスで行き、
そこでバスに乗り継ぎ。
時刻表を調べたところ、船のほうが早く、しかもちょうどいい時間に着きそうだったので
朝6時45分の船に乗っていくことにしました。

ところが、船着き場で待てど暮らせど船が来ない。
後から聞いた話だけど、この船はソグンダールの学校に通う生徒が主に使うので
休暇の時期は、出さないこともあるとのこと。なら最初からそう言っておくれ。。

そんなわけで、急遽9時53分発のバスに予定を変更し、
ホステルでもう一眠りしてから出発!






フィヨルド沿いも走るので、途中はこんな風景が続きます。






いきなりバスごとフェリーに乗るのでびっくりした。

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そして12時過ぎ、何事もなく無事ソルボーンに到着。
1時間近く待ち、フェリーでウルネスへ。






フェリーから見たソルボーン。ちいさな町です。

そしてついにウルネス到着。教会までは、坂を上っていきます。
ちなみに現地の人に聞いたところ、ウルネスはなんと人口36人だそう!






ででん。ついに到着。感動的!

中に入るにはガイドさんがいないといけないので、さっそくツアーに参加。
部分ごとの説明だとか(やはりどんどん手が加えられているので年代だけでも様々)
歴史についてとか、使われ方とか、面白い話がすごく沢山聞けた!
熱心にメモとってたら驚かれました。笑。

細かい説明や感想を書いているときりがないので、いつかまとめて書きたいなー






ドアや柱の彫刻も深く美しくて、思わず釘付けに。

そうそう、この動物はキリスト教的解釈ではライオンなのだとか。ライオン、、、?

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最初の写真の通り、ウルネス・スターヴはフィヨルドの素晴らしい景観の中にあります。
スターヴ教会自体はオスロや他の町の野外博物館にいくつか移築されているので
案外簡単に見ることができるのだけど(それもオスロで見に行く予定だけれど)
やっぱり文脈の中にあってはじめて文章が完全な意味を持つように
風景あってこその建物だなと、個人的には思うのです。
切り離してしまうと意味をなさなくなってしまう部分が、どうしてもある気がする。

だから、けして行きやすい場所とは言えないウルネスに、このために行くことは、
わたしにはとても価値のあることでした。
専門知識がすごくあるわけじゃないのであれだけど笑、建物が好きなひとりとして。






教会の目の前にあるカフェで遅いお昼を食べながら、パンフレットを読みふけっていたら
ずっと曇りだったのに、青空が見えてきた。
はるばる来たご褒美をもらった気がした数十分。






一本道をゆっくりと下る。穏やかな景色。






1時間に1本の小さなフェリーで、ソルボーンに戻ります。






ノルウェー国旗が風景に映える。

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さてさて、5時頃ソルボーンに戻ったはいいけど、帰りのバスは午後7時半過ぎ。
1日に2本しかバスがなく、1本目は昼過ぎに出てしまっているので
もちろんそれが今日の最終便でした。

しかも帰りは行きより乗り換えが1回多く、とってもややこしい。
(そもそもこの辺りのバス停はただバスのマークの看板が立ってるだけなことも多くて
時刻表もそこに来るバスの行先も書いてないので、乗り換えのとき間違いやすいのだ)
そのうえ朝聞いてショック受けたんだけど、明日はバスが1本もない、、、

そんなわけで、もし乗り換え間違えたらまじでヒッチハイクしないと帰れないぞ、
それに、ソルボーンで数時間、ソグンダールでまた1時間、どうやって過ごそう。。
と、実は来る前からかーなーりー気をもんでました笑

しかし、ソルボーンでは町唯一のカフェで店番をしていた女の子とすっかり話し込み、
お店は閉めるけど好きなだけいていいよと言ってもらって
あっという間に2時間近くが経過。






お家の手伝いをしていたシグリッド。楽しい時間を本当にありがとう。
お母さんと弟さんも、とっても素敵な人たちだった!






ここで食べたキッシュは、ノルウェーはじめての美味しいごはんでした。笑。

その後バス停へ向かうと、今度はおじさんが、何してるの?と声をかけてくれた。
これからフロムまで帰るのでバスを待つと言ったら、
友達がこれから家に帰るからソグンダールまではきっと乗せてってくれるよ、
バスよりそっちの方が早いから頼んであげる!と言ってくれるではないの、、、






というわけで、ほんとにソグンダールまで乗せてもらっちゃいました。
お友達って、ウルネスまでのフェリーで切符きってくれたお兄さんだった笑

奥さんがウルネス出身で、ソグンダールとウルネス、両方に家があるんだって。
仕事がある日はソグンダールの方に帰るって聞いて、可笑しかった!
(フェリーがソルボーンに戻って終わりだから、ウルネスに帰れないらしい笑)

そして送り届けてもらったソグンダールのバスターミナルでは、
たまたま居合わせたバスの運転手さんがとても親切なひとで
詳しい時刻表をくれ、わたしが乗るバスの運転手さんを紹介してくれたうえ
フェリーのところで乗り換えだから、その手前で降りてフェリーに乗るんだよ、
着いたら2台バスがいるはずだから、ヴォス行きのバスに乗るんだよ、
と、丁寧に教えてくれるという、幸運すぎる展開。

なんとも他力な数時間。
おかげで退屈もすることなく、無事に帰ってこれました。感謝感謝です。

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そんなこんなで、フロムに着いたのが、22時過ぎ。
日記書いてすぐ寝よう、と思っていたのだけど、なんとまだ今日は終わらなかった。






ホステルに帰ったら、今日バンガロー一緒の人たちが面白すぎ。
しかも、そのうちのひとり、アンディはプロのマジシャン!
お互いの話をして、言語の話やらサーミの話やらで盛り上がり、
マジックをやってもらってわーきゃー言っていたら、あっという間に夜が更けました笑

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今日、足すといったい何時間喋っていたかなあ。
ウルネスでのフェリーではライダーのお兄さんと喋り、教会ではガイドさんと喋り
シグリッド、おじさん、車に乗せてくれたお兄さん、ホステルの面々。神懸かってる。

こんなに出会い運のある日ってあるんだなーとしか言いようのない、
最高の1日でした。

11/06/04 3:35









2日目にして、この風景。

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今日は朝早くにオスロを出発し、まずはミュルダールを目指しました。
ミュルダールはオスロと沿岸の町ベルゲンのあいだにある、小さな中継駅。

ミュルダールまで4時間半、ベルゲンまでは7時間かかるという列車は
途中フィヨルド観光の起点になる町もいくつか通るとあって、旅行者で満席。
旅行が決まった時点でチケット予約しておいてよかった!






チケットはこんなの。フィンランドの鉄道思い出したー
ノルウェー国鉄のサイトから予約しておけば、
当日は駅の機械に予約番号と電話番号を入れて発券するだけ。便利な世の中です。

4時間半なんていう長距離移動はひさしぶりだったので、退屈かなあと思いきや、
そもそも電車が好きなので、まったくそんなこともなく。
まず、朝6時起きだったため最初の1時間は完全に爆睡し






気がついたらこんな感じに。

本を読んだり音楽を聞いたりしながらまた1時間ほどゆっくり過ごしていたら
風景から緑が少なくなり、ちらほら雪が見え始め、耳の感じがちょっとおかしい。
この電車もしや登ってる?と思い始めた矢先、駅に停まったので何気なく見てみると






990.2m!!!!!!
まさかここまでとは。度胆抜かれた。そりゃ耳もおかしくなるよ。。

そしてこのUstaoset駅を出たあと、また景色が変わり






あっという間に絶景。

という感じでカメラを持ってうろうろしているうちまた1時間が経っていました。

ちなみにその後も電車は手を緩めず登りつづけ、
Finseという駅ではなんと標高1222mと車掌さんのアナウンスが。
北ヨーロッパの鉄道ではいちばん高いところにある駅らしいです。
(最初の2枚の写真はその駅で撮ったもの!5分くらい停まってくれたので)

そうこうしているうちに、隣のノルウェー人一家と仲良くなり
時間を忘れて延々とお喋りしているうちにもうミュルダール、、、






ヘレンという名の天使(3歳)と、お母さん。
写真には写ってないけど、お父さんもとっても感じのいいひとでした。

いろんな話したなー。ほんとに楽しかった。降りるのが寂しいくらい!

歯ブラシは日本語でなんていうの?って訊かれたので、教えたら
これからヘレンに使うわ!ってメモまでとってた笑
成長したヘレンが「歯ブラシ」っていう日本語覚えてるのを想像すると可笑しかった。

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さて、そんなわけでさらりと4時間半が経ち、ミュルダール到着。






ここで、フロム鉄道に乗り換え。
フロム鉄道はミュルダール‐フロム間を1時間ほどで結ぶ路線で、
鉄道ファンに大人気なのだとか。






うーん、車内もすてき。

始発駅のミュルダールが海抜867mなのに対して、終点駅のフロムはなんと2m!
つまり、865mを1時間で下りるということ。谷や滝を横目に、一気に下ります。






途中、ショース滝というところで停車して写真を撮らせてくれたりする。
落差93mだって!






これ、絶景の見すぎでもはや絶景の定義が危うくなってた頃。






緑のなかを走る緑の電車。

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今日から3泊するのは、フロムにあるユースホステルです。
予約のとき、確かに名前にCampingって入ってるなーとは思ってたんだけど、
来てみるとキャンピングカーがたくさん停まってて、本気でキャンプ場。
バンガロー泊とか中学校以来なので、かなりテンションあがりました笑






バンガローの共有スペース。広いしキッチンもあって最高!
シャワーだけは別の階にあって、お世辞にも綺麗とは言えないけど
それ以外は文句なし。これまで泊まってきたユースの中でもいちばんの快適さです。

3泊というのは、今回の旅でノルウェーでは最長の泊数なので
いいところで本当によかったよかった。

しかしこれを書いている午後10時現在、インド人の集団に悩まされています笑
音楽かけながらわいわいしてたときはまだ良かったんだけど、口論が始まったよ、、、
もう寝るのにーお願い寝かせてー!






フロムは世界一長くて深いソグネフィヨルドの、観光の拠点。
明日ははりきって出かけてくるぞ!






電車が終わったあとの、子供たちが遊ぶフロム駅。
あらためて写真で見ると、えー今こんなとこにいるのかーってなるな笑
言うまでもないけども、ほんとうに360度、どこを見ても美しいです。

11/06/02 22:15






引っ越しをなんとか終え、部屋を片付けてパッキングを仕上げ、4時間半眠り
ふらふらふわふわしたまま飛行機に乗りノルウェーはオスロに到着。

もう二度とこんな強行日程組まないぞ、、、!
(などと言いつつこの苦しみをすぐに忘れるのがわたしなのですが)

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今日は市内に着いたのがもう夕方だったので、ひとまず中心部を散策。
明日の朝にはここを離れるんだけれど、旅程の最後の方で戻ってくる予定なので
行きたいところは、またそのときに。

実はオスロには、6年前にいちどだけ来たことがあります。僅か1日半の滞在。
なので一応「知ってるところに行く」という感覚があったのですが
いざ来てみると、ほんとにぜんっぜんわからない。
何年かぶりの所でも大概記憶はしっかりしてて道もちゃんと覚えてるものなんだけど
今回は全くだめです。記憶が薄いのと、町が変わったの、両方だと思う、これ。






あっちこっちこんな感じで工事してる。
バスで通った中央駅周辺には、工事中の大きなビルがたくさんありました。
再開発中なのかしら。






トラム見かけるとつい撮っちゃう。

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ロンドンならではのぐだぐだっぷりでフライトが遅れたうえ
オスロでは遠いターミナルに着いてしまったらしく空港の中をこれでもかと歩かされ、
コンパクトカメラがフィルムを何故かうまく巻いてくれなくてモノクロを2本もだめにし、
空港バスで市内を目指すも超のどかなところで何故か大渋滞に巻き込まれて
予定の倍以上の時間がかかりぐったり、という幸先悪すぎる旅のスタート。

うーん、明日からの悪いものがここで出たと思おう。。

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そして今日いちばん驚いたのがノルウェーの物価!!!!!
た か す ぎ る。500mlペットボトルの水が350円するってどうなの、、、
マクドナルドのセットは軽く1000円超え。殺人的だよこれ。何も買えないてば。

6年前も確かに物価高いなーとは思ったんだけど、こんなだったっけ。
スウェーデンやデンマークの物価が日本人から見て下がってるから(それでも高いけど)
余計そう思うのかな。

イギリスは外食費なんかは日本に比べて高いけど、水や食料品は安いくらいだから
(スーパーに行けば500mlペットボトルは70円くらいで買える)
普段文句ばっかり言ってるけど、暮らしやすい国かもしれないと思いました。笑。

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初日からぼやいてばっかりの日記になってしまったけど、
とにかく長期にわたるノルウェーの旅がはじまりました。

今の大学でスウェーデン語を選択したこともあり、
ノルウェーにまとまった期間滞在することは、きっともうそうそうないと思う。
だから何よりもまず、思いっきり楽しんで毎日を過ごしたいです。

どうかオスロを離れたら、もうちょっと物価がマシでありますように、、、笑






スウェーデンでは1Q84があちこちの本屋さんでディスプレイされてて驚いたのだけど
ここノルウェーでも発見。
お店の中見てみたらベストセラー棚の1位のとこにあって、なんだか嬉しかった!

11/06/01 22:20



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