ノルウェー最後の日。

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緩やかな気持ちでノルウェーの旅を終えるべく、
今日は予定を詰め込まず、なるだけ時間を贅沢に使って過ごすことにしました。

ゆっくりめの時間に起きて、学食のようなカフェテリアで朝食をとり、
まずは、昨日前を通って行きたいと思っていた古本屋さんへ。






思ってた通り中も素敵!!!

しかもすっごく広くて、品揃えも豊富だったー。
さんざん居座り迷いに迷った挙句、「サーミの文化とアート」という大型本を購入。
ほかにも欲しい本沢山あったんだけれど、物価もあるしだいいち重い!!!残念でした。

明るい本屋さんって、いいなぁ。
本がやけちゃうから難しいんだろうけど、太陽の光が店じゅうに届く本屋さんが
もっと増えればいいのに。

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そして、地下鉄に乗り、楽しみにしていたムンク美術館へ。






実はムンクは北欧出身ということを抜きにしてもとても好きな画家のひとりなので
これまであちこちで大きな展示などを観てきたのだけれど、
ここには、少し珍しい雰囲気の作品などもあって、とても良かったです。
また違った角度から見れた気がしたというか。

“I painted only what I remembered without adding anything
― without individual things I no longer saw.
― Hence the simplicity of the pictures
― a seeming emptiness ―”






Stjernenatt(Starry Night) 1922-24
すごく好きで小さなポスターとかあったら買っていきたかったんだけど、
これは何故かポスターになっておらず、ポストカードで我慢。

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でもって、展示を一通り見終わり、お昼でも食べようと美術館のカフェに入ったら
ケースの中にムンクさんを発見、注文せずにはいられない感じに。






なんでもくっつければいいってものじゃあないんだぞ、と思いつつも
どんどんかわいく見えてくるのはなんでなの、、、

それにしても、ムンク美術館はとにかくセキュリティチェックが厳しかったです。
荷物をロッカーに入れなきゃいけないっていうのはノルウェーでは普通だけど、
そのうえX線までやらされるのはちょっと珍しいんじゃなかろうか。
チケットもバーコードで、改札みたいな所を通らないと入れないようになってたー
過去に盗難があったこととかが影響してるのかしら。。

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その後、植物園を散歩し、トラムに乗り
ノルウェーのものだけを集めたインテリアショップ、PUR NORSKへ行ってみました。






陶器やウール製品、家具や照明がたくさん。

実は、6年前にオスロに来たときにとても驚いたのが、輸入品の多さでした。
わたしは商品のバーコードを見るくせがあるのだけれど
(最初の2桁、場合によっては3桁を見るとどこの国の製品かがわかるので)
フィンランドやスウェーデンに比べて、ノルウェーではとにかく自国のものが少ない。
食料品などはまだともかく、こういう日用品とかデザインものとかになると
ほんとうに極端に、少なかったのです。

でも、ここ数年国が力を入れているという話もあるし、
とにかく街中に素敵なセレクトショップやインテリアショップが増えていて驚いたし
どんどん新しいものが生まれているのかなって思った。
がんばってほしい、ノルウェーデザイン!!!

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そして昨日も行ったカフェにまた行き、ボウルでカフェオレを啜ってみたり。

住宅街をひたすらに歩くとか、ハイキングするとかじゃなく笑、
お店を見て歩いたり、こんな風に時間を過ごすことがノルウェーではほぼなかったので
なんだか変な感じというか、くすぐったかった。






夜には、再開発されたと聞いていた海沿いのエリアをぶらぶら。
(夜です、これで19時過ぎくらい)






これは、、、まったく新しい町なのでは、、、

海沿いにずっとショッピング施設がつづいていて、
もうお店が閉まったこの時間でも、ご飯を食べたり、風景を楽しむ人でいっぱい。
おどろいた!!!!!






ヨットやクルーザーがめっちゃとまってた。すごいなー個人所有?






この中には、1階がお店になっているマンションもあります。
ノルウェーは上り調子だと色んな人から聞いてはいたけど、確かにそんな感じ!
いやいや、町ってこんなに変わるのね。
オスロは中央駅前も再開発してるし、また数年で別の町みたいになりそうだな。

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さて、これで20日間にわたるノルウェー旅行が終了。
明日には飛行機で、アイスランドの首都、レイキャビクへ向かいます。

旅中知り合ったノルウェー人達にさえ、
ノルウェーに20日間いるというと、なんで!?とものすごく驚かれたけど笑
これだけの期間をとって、そしてあえてやや駆け足で最北端まで縦断することで
刻々と風景が変わり、それで見えてくるものっていうのがやっぱりあった気がします。

泊まった町は、オスロ、フロム、ベルゲン、トロンハイム、トロムソ、
ホニングスヴォーグ、カラショーク、アルタ。
そのほかに、ウルネスとソルボーン、レーロース、ボードー、
それから船で寄ったいくつもの町を、限られた時間だけれど、歩くことができました。
だからってもちろんノルウェーを詳しく見れたってことにはならないけれども、
それぞれの町にそれぞれの色があるのを感じられたのは、とても大きかった。
そういう感覚的なことを、やっぱり大切にしたいなって思います。

「いちばん」に意味がないことはわかっているけれど、
あえて言ってしまえば、いちばん好きだった町は、トロンハイムとホニングスヴォーグ。
特にホニングスヴォーグは、いつになるかわからないけど、また行きたいと思いました。
今度は北フィンランドからこの町を目指したい。いつになるかわからないけど。

それと、ロフォーテン諸島は、いずれ家族や大事な人を連れていきたいと思った。
小さな船に当たるとそれなりに大変なことは、わたしが身をもって示したけども笑
それでも、ボードーからトロムソへの路線は、本当に本当におすすめ!

たくさんの、出会った人たちと、親切にしてくれた人たちに感謝。
と、いう旅行らしい感想をのこしつつ笑、次のアイスランドへゆきたいと思います。
最高の20日間でした。

11/06/21 0:09






19日ぶりに、首都オスロへ帰還。

ひさしぶりの都会に最初すっかり動転して右往左往し、
2週間後からの日本での一時帰国生活が心配になるなど。

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アルタからオスロへは、陸路だとまた時間がかかるので、飛行機を使いました。

しかし今日は日曜日なので、空 港 バ ス が な い。
さすがにフライトある日に空港バスが休みっていうのは初めて聞いたよ、、、
そんなことあっていいんですか(と言いつつあんまり驚かなかった。ある種の慣れだな)

そんなわけで、仕方なくタクシーで空港へ。
ターミナルが学校の体育館くらいの大きさの(!)ちいさな空港とはいえ、
みんながタクシーもしくは自家用車で来るっていうのは、なかなかの光景でした笑






飛行場を歩くのはいつもわくわくする。

実はこの20分前にもノルウェー航空のオスロ行きの便があったにもかかわらず、
飛行機、満席でした。びっくり。
いよいよ何故空港バスが休みなのかがわからない笑






空から見る北ノルウェーは、泣けるくらいにキレイだった。

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さて、わずか2時間のフライトでさくっとオスロに着き、
北ノルウェーの雰囲気をひっぱったまま、空港バスに乗車し、市内へ。

そして近代的なだだっぴろいバスターミナルで降ろされ、なにここ!?とテンパり、
完全におのぼりさん状態でオスロの町を歩き、宿に荷物を置き、
そのままの勢いで国立美術館を目指して歩いていたところ、凄まじい夕立ちにやられ
やっぱりわたしに都会は無理なんだわと、無駄に落ち込む笑






なので、1日に前を通って気になっていたカフェに入って
アップルスコーンとカフェオレを注文。
これがどちらもすごーく美味しくて、一瞬で幸せに(ちょっとわたし単純すぎる)

実は、雨に降られたのは6日以来。とってもひさしぶりでした。
7日にベルゲンを出てから、曇りすら足して半日ほどしかなく、あとはずっと青空。
だからすっかり油断してたー。ちゃんと折り畳み傘は持って出ないとだめだね。。

国立美術館では、6年ぶりに、ムンクの「叫び」に会ってきました。
内装が相当変わってたので(しかも入場無料じゃなくなってた!日曜は無料だけど)
懐かしいという感覚はなかったものの、なんだか感慨深かったです。






すぐに雨は上がり、すっきりと晴れたので、調子に乗って王宮周辺を散歩。






さらに調子に乗って王宮の公園を散歩。いいなあ、ここ。

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そしてその後、予想だにしていなかった光景に出くわし度胆を抜かれる。






街中の噴水が泡風呂状態。

確かに家の浴槽で泡風呂ってとっても簡単にできるわけで、
それなら噴水でももちろん簡単にできるのよね。むしろこっちのんが泡立ちやすそう。
しかし、なかった、この発想は。






晩ごはんは、珍しくちゃんとしたレストランでちゃんとしたものを食べました笑
魚と野菜の煮込み!赤ワインがきいていて、すっごく美味しかった。

終わってみれば、のまれながらも、それなりに都会を楽しんだ半日だったかな。
とか、思ったり。

★写真ページ更新しました
3月のデンマーク・スウェーデンの分をアップしたほか、
過去のもので、ちょっと新しく上げてみた写真もあります。
それと、これまでのものも(1ページ目にあるものは)すべてサイズを大きくしています。
この旅行中にすっきり整理したかったので、終わってよかった!!

11/06/19 23:32






日記を書く余裕がないまま、あっという間に3日が経過。
現在、アルタという町にいます。

明日北ノルウェーを離れるので、寂しさでいっぱいだけども、元気です。

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一昨日、昨日と日記をお休みしたのは、とにかく移動時間が長かったからなのでした。
まずは一昨日、ホニングスヴォーグから5時間バスに乗り、
サーミの首都と言われる、カラショークという内陸の町へ。
昨日はカラショークからまたバスで5時間をかけ、海沿いにあるアルタへ。

4、5時間のバス移動には慣れているわたしも、さすがに2日続けるとちょっと疲れたー
一昨日朝5時半起きだったのが尾を引き、かなりの眠気に襲われていたため
バスで寝る気満々のぼけぼけ眼鏡姿で2日間を過ごしました笑。やれやれ。

結局その心意気?通り、バスの中ではかなりの時間を寝て過ごしたので
乗り換えのとき起きててよかったなーと今更ぞっとしています笑






この写真は後半、だいぶカラショークの近く。
それまではバス停まで車に乗せてくれた優しいおじさんを思い出しつつ、
いい気持ちですっかり爆睡してた。

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さて、まずはサーミ議会などが置かれている、カラショークという町での話。

サーミ人は、ノルウェー・スウェーデン・フィンランド・ロシアの4ヶ国に
またがって住んでいる、少数民族です。
(わたしの下手な説明よりもWikipediaをご覧ください笑。意外とけっこう詳しい)

サーミ人とひと口に言っても、実はいくつものグループが存在します。
衣装などはもちろん、言語(サーミ語)もフィンランド語と同じ系統ではあるけど
互いに意思疎通が困難なこともあるくらい、グループによって違うとか。

サーミにはずっと興味があったので、今回ちょっと足をのばして
カラショークまで来てみることにしたのでした。

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到着後、まずはサーミパークへ行ってみることに。
サーミの伝統的な家屋が再現されてたり、シアターがあったりする、結構大きな施設。






この家の前に来たとき、中から「おいでー」と呼ばれて超驚く。






、、、サーミの若者たちが完全にくつろいでた(実は右にもうひとりいます)

彼らはカラショーク出身で、冬にはトナカイの群れを追って暮らすそう。
夏はトナカイが海側へ行っているので、ここで働いているのだとか。
「ここにいるのはお金はもらってるけど、バケーションみたいなもん」って言ってた笑
コーヒー飲んで寝転んであまりにくつろいでるので、なんかすっごい可笑しかった。

冬の仕事とどっちが好き?と冗談めかして訊いたら、
勿論トナカイの仕事の方が好きだけど大変だからね、夏に休憩してるんだよ、とのこと笑

ノールカップあたりは何でも高かったでしょ、と言うので
そうだけどノルウェーはどこでもなんでも高いよ、と答えたら
日本ではコーラの瓶1本はどれくらいなの?ガソリンはどれくらい?と興味津々だった。
サーミの彼らにとっては、日本人ってどんな感じなのかなあ、
「すっごい遠いところから来た人たちだなー」ってぐらいなのかしら笑

ちなみに、日本人もたまには来るらしいけど、それよりも台湾人とマレー人が多いとか。
そういえば台湾人よく会うし、今日もアルタでマレー人?と訊かれたけど
北ノルウェーに来る団体さん多いのかな。なんでだろう。






「働けー」と言われて渋々働くサーミ人男子(25歳)

彼ら曰く今の時期はまだぎりぎりオフシーズンらしく、お客さんも少なかったので
「なんでも訊いてよ」と言ってもらい、じっくり色んな話を聞くことができました。
サーミ全般の話やいまの生活習慣の話はもちろん、
例えば、フィンランド語と近いとは言うけど、特別勉強しなくても少し理解できるの?とか
遊びに行くときはどんなところへ行くの?とか、
そういう小さなこともざっくばらんに話せて、とても楽しかったし、興味深かった。

やはりフィンランド語は勉強しないと理解できないそうだけれど
(多少フィンランド語を読めるわたしもサーミはさっぱりなので、だろうと思ってた)
彼は学校で選択科目として取ったので、話せるとか。
北サーミ語、ノルウェー語、英語、フィンランド語の4つがペラペラ。さすがだ。

リヴァプールのファンで、イギリスにはサッカーを観に4回来たことがあるらしく、
先日ウェンブリーに行った話をしたら、羨ましがられました笑
当たり前だけれど、そういう話してると彼がサーミ人だとか、どうでも良くなるね。

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その後、まずはサーミ博物館へ。






様々な古い工芸品が展示されていました。どれもこれも繊細で美しかった。

カラショークやその後のアルタで見た商品には、こういう繊細なものはほとんどなく
それがちょっと悲しかったです。
作ってほしいなー。勿論、そんな簡単な問題じゃないんだろうけども。






トナカイの装飾も展示されてた。

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そして図書館が併設されている、サーミ議会へ。

図書館に資料はあるだろうし、あとは議事堂の外観を見れれば、と思っていたのだけど
親切なスタッフのお姉さんが配布資料をくれ、丁寧に沢山の質問に答えてくれながら
なんと議事堂の中まで連れていってくれて驚き。素敵すぎる、、、






これが議事堂。

議員は39人いて、議会は年4回、議長以外はパートタイマーだとか笑
使われている言語は北サーミ語とノルウェー語。後ろに通訳のための部屋があった。
ここに集まるのはノルウェーのサーミの代表のみで、
スウェーデンやフィンランドにはまたそれぞれ議会があるそうです。

ちなみに最後列の席では、誰でも(たとえ外国人のわたしでも!)
議会を見れるらしい。へぇぇ。

最後にはお姉さんに、知りたいことやわからないことがあったら何でもメールしてね!
と言ってもらい、ほくほく。
とっても有意義な時間になりました。

来年の自由課題、OK出たらサーミ関連のことにしようかな(うん、進級できたら、、、)
ほかの3ヶ国のサーミ人地域へは行ったことがないけども。もっと勉強したい。

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カラショークは着いたときから、広い道路と新しい家が目立つなーと思っていたのだけど
第二次大戦での焦土作戦でほんとうに何もかもが焼けてしまい、
それ以前からある建物というのは、古い教会たった1軒だけだと
議事堂を案内してくれたお姉さんに聞いた。
ちょっと、言葉が出なかった。






これがその教会。残念ながら中には入れず。






教会へ行くために川を渡るとき、議事堂の建物が見えた(とんがり帽子みたいなの)
議事堂からも、見えたよ。教会。






こちらは新しい教会(今はここが主に使われているっぽい)の内部。
議事堂と同じく、サーミ伝統の建築様式やモチーフを使った、モダンな建物でした。






スーパーの外にある掲示板に貼られた紙は、ほぼ全てがノルウェー語。
ここに住んでいる人は、サーミという民族の人であっても、ノルウェー人なんだよね。
(そりゃ、カラショークに住んでいる人が全員サーミ人ってわけじゃあないけども)

「自分たちには国境はないよ」っていう彼の言葉は、とても重くて、とても複雑。






あ、これはサーミ語だ。

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カラショークについてが随分長くなったので、アルタについてはさらりと笑

というのも、アルタには昨日着いたので今日が2日目だけど、
未だ今日博物館に行ったことと、昨日かもめに襲われたことしか思い出がありません笑
町の中心と言われているところに泊まっているのだけど、
町が細く長く伸びているせいか、どうも閑散としてて
ショッピングモール以外ではほとんど人に会わないくらいなのよね。うーん

ともあれ、アルタミュージアムでは、先史時代の岩絵を見てきました。
こういうものを見に行くのは珍しいのだけど、予想以上に面白かった!






岩絵は当然外にあるので、ちょっとしたハイキングコースのようなところを歩きます。
母にスカイプで「虫に刺されないように気をつけなさいよ」と言われていたのを
海沿いなんだからそうそう虫なんていないよ心配しすぎ、と半分流していたんだけど、
行ってみるとこういう場所だったので、実に多種多様な虫がおりました笑






そんなわけで虫を懸命に避けながら岩絵を見て歩く。すごい、、、!
(あ、赤いのはわかりやすいよう着色されているからです)






この岩絵群が描かれたのは、幅があるけども、紀元前4200年から500年くらい。
たとえ紀元前500年だとしたって、こんなに北に住んでいた人たちが
こんな大型船の絵を描くっていうのは、ちょっと驚きだった。

知られていないことって、知られていることの何倍も眠っているんだと思う。
世界中に。






美しいアルタフィヨルドの風景。






カフェからもその風景が見える。

建物自体はとても小さかったけれど、
ミュージアムショップではサーミに関する本も沢山売っていたし
ここが発行している小冊子も素晴らしかったし(荷物になるのを忘れて買ってしまった)
とても良いミュージアムでした。

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明日はアルタ空港から飛行機に乗り、一路オスロへ。
18日間、最初は西へ、そして北へ北へと進んだけれど、戻るにはたったの2時間。

まだ旅自体は10日間残ってるとはいえ、んー、やっぱり寂しいな。

11/06/18 23:55






さて、ヨーロッパ大陸最北端へ。

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わたしは特に端っこマニアというわけではないのだけど笑
どんどんノルウェーを北上してきた以上、最北端まで行っちゃおう!というわけで
行ってきましたノールカップ。

ホニングスヴォーグからノールカップまでは、バスで45分ほど。
と、案内には書かれていたけど、実際そんなかかりませんでした笑
なんで海外のバスの運転手さんて事故になれば大惨事の道で超とばすの、、、

午前11時、ホステルで知り合った香港人のギャビーと一緒にバスに乗り、
絶景に釘付けになったりときどき喋ったりしつつあっさりとノールカップに到着。






なにこれ立派なホール!!!

どうやら地下階もあり、レストランなんかはもちろん宿泊施設や映画館まであるらしい。
えええー、と思ったけど、ここ冬はすっごい寒いし天候がわるいときも多いから、
着いたらゆっくり一泊して景色見るチャンス待ちたい人も、いるよね、きっと。






入り口にはノールカップの文字。北緯71度10分21秒。






有名な地球儀のモニュメント。

ギャビーは昨日の朝来たら霧で何にも見えなかったらしく、再チャレンジだったから
ちょっとうれしそうにしてました笑






広がる海。そういえばこんなに陸地のない海って何日かぶりに見たなー
(ノルウェー北部は島が多くて、船は島と島のあいだをずっと通ってきてたから)

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ひととおり観光を済ませたので、あまりの寒さに立派なホールに逃げ込んで
温かい飲み物でちょっとひといき。
なんでホール作ったのかよくわかった、夏でこの寒さだもの、快適な施設ほしくなる。。
たぶん気温自体は5℃くらいだったと思うんだけど、風がすさまじく強いので
ほんとに頭痛くなるくらい寒かったよ。
ノールカップ行きを検討されている皆さま、手袋と耳当て装備をおすすめします笑

ちなみにノールカップは他国からのツアー観光客でいっぱい。
キャンピングカーも沢山とまってたけど、ナンバープレートをよく見てみると
オランダ、チェコ、フランス、、、!
随分遠くから来るんだなーと驚いた。そしてやっぱりここは観光名所なのね。






体が温まったので、ホールから離れて歩いてみる。断崖絶壁。






実は最北端云々よりもこういう風景に感動した。
緑でいっぱいだったフロムと同じ国なんだよねえ、ここ。ちょっと信じられない。






植物、強し。

そういえば驚いたんだけれど、タンポポって強いよ。
さすがにノールカップ周辺では見なかったけど、ホニングスヴォーグでは咲いてる!






絶景を横目に、ホニングスヴォーグへ戻る。

このあたりには少数だけどサーミが住んでいるので、トナカイの群れがいました。
バスのドライバーさんが速度落としてじっくり見せてくれて、ちょっとほっこりした。

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そして、明日の早朝にはホニングスヴォーグを発ってしまうので、
ゆっくり町を歩き、昨日中に入りそびれた教会へ。






古い教会が1882年に台風で破壊されてしまい、その3年後に新しく建てたらしい。
こんな北に、台風って来るのか。衝撃。






内装はクリスマスカラー。小さな町らしい、素敵な教会だった。

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教会を見たあとは、朝からほとんど何も食べていなくてお腹がすいていたので、
港のほうに戻ってお店を探すことに。






これがホニングスヴォーグのメインストリート。

ゆるやかな坂を下りていったところで、






ん?ハイキングコース?

というわけで脱線して歩いてみることに。
こういう時食事さえ後回しにしてしまうのがわたしなのであります笑







持ち前の後先考えなさを存分に発揮し、どんどん上ってく。






で、こんなところまで来ちゃいました。






今日このあたり歩いてみてあらためてわかったんだけれど、
ここはツンドラで当然大きな木なんかは生えてないから
要するに急傾斜になってるとこだけ気をつければ、あとはどこでも歩き放題なのよね。
石はごろごろしてるけど、苔や草のところはふかふかだし
丘っていうには高いけど山っていうには低いくらいの標高だし、
絶好のハイキングコース!

でも周りが見えすぎて景色が言うほど変わらないから、辛い人には辛いのかも
と、思ったり。

、、、まあそもそもここまで来てハイキングする人がどれだけいるのかって話ですが
(でもいたよ、何人かは、わたし以外にも!!)

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いよいよお腹がすいてしんどくなってきたので、メインストリートに戻り
昨日2人とアイスを買ったお店にそういえば若い子いっぱいいたなあ、と思いだしたので
行ってみることに。






今日も若い子がいっぱい。どうやら買い食いスポットらしい。

こういうところで売ってるものってこれまであまりいい印象がなかったんだけれど、
ここのハンバーガーは大きくて、すごく美味しそうだった!
ホニングスヴォーグの子たち、いいなー、こういうお店があって。






わたしはソーセージドッグを頼んでみた(挟んであるのは細かく切ったソーセージ)
ソーセージはピリ辛で、温めてくれたのでチーズが溶けて、とっても美味しかったです。

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ホニングスヴォーグは、ノールカップへ行かないことにしていたら寄らなかったと思う。
実際、小さな町だし(とは言え、2500人ほどの人が住んでいる)
観光のことを考えると、確かに特に見どころのないところなんだけれど
でも、なんだかここすごく好きだな。人の生活が、近くで見れるからかも。
16日間で、たくさんの町に行ったけれど、いちばん、いつかもう一度来たいのはここ。

2泊することに決めて、良かったなーと思っています。

11/06/15 23:21






ヨーロッパ大陸最北端・ノールカップまでバスで45分ほどのところにある町、
ホニングスヴォーグにやってきました。

さーすーがーに、寒い!

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昨日は船が小さくてそれなりに揺れたので、酔いそうで日記が書けず。
というわけで昨日のことをさらりと。

そうは言っても昨日は祝日だったので、開いているところも交通機関の本数も少なく、
しかもラップトップがついにストライキを起こしてしまったため
スカイプで日本のサポートセンターに電話をしたりしていて(設定で無事に直ったよ!!!)
結局のんびりと、主に住宅街を散歩していて終わった感じでした笑
でも、とてもいい1日だった。お天気にも恵まれたしね。






市立図書館。中にも入ってみたかったのだけど、お休みだった。無念。






一昨日から何度も前を通ってたトロムソ大聖堂。






トロムソはかなり高低差があるので、斜面に家を建てている場合も多いわけで、
こういうのよく見かけました。

ところでよく考えたら、木造の家が多いのに、海風吹きっさらしだよねえ、、、
勿論ペンキもかなり剥げてくるだろうし、実はすごくお手入れしてるんじゃないだろか。






ボードーと同じで、整然とした街並み。
どこの町でもこうして何時間も、住宅街をひたすらに歩いているような気がします。

あと、せっかくなので、ポーラリア(北極圏水族館)にも行ってみました。






本当に小さな水族館で、どちらかというと海の生物より映像メインだったけど笑
アザラシがいた!かわええ、、、

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かなり歩き回って疲れたものの、船の出発時刻までまだ1時間半ほどあったので
いつも通りというか、カフェでコーヒーを飲むことに。






広場のすぐ横だったんだけど、いいお店だった。

どうやら普通にネットが使えそうだったので、ちょっとスカイプ繋いでみたら
友達からチャットがとんできて大はしゃぎ。結局ぎりっぎりまで話してました笑

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そして船で、トロムソからホニングスヴォーグに向けて出発。
今回は北上するにあたって3回船を使ったけれど、これが最後です。

実はこれまでの2回の船は、ほとんど同じ大きさ同じつくりで、色違い?という感じ。
なので、また似たような感じの船だろうと勝手に思っていたのだけど
港にとまっていたのは期待していたより遥かに小さな船でした。

しかも、全体的に古いというか、アンティークのような貫禄。
そして、いたるところでペンキの匂いがする。、、、うん、お手入れしてるのね、、、






これまでの船のように展望フロアなるものはないので、
パノラマを楽しみたい人はデッキに出ます笑
(これは出発直後の19時頃に撮ったから人が少ないけど、基本もっと混んでたよ!)






キャビンではエンジンの轟音がするうえ、狭くて座ることもできないので
カフェテリアの隅っこを陣取り、ぼんやり景色を眺めて過ごす。

ちなみにソファーが沢山ある休憩室みたいなところも同じフロアにあって
そこではみんな毛布かぶって寝たりしてました笑。うん、わかるよ、その気持ち。






お腹がすいてきたので、晩ごはんにフィッシュ&チップスを注文。
ノルウェーまで来て、、、と思ったけど、イギリスで食べるより遥かに美味しかった笑

そして食べていたら、ウェイターさんがちょいちょい気を遣ってくれる。
(カフェテリアには基本ウェイターさんはいないんだけど、すぐ隣にレストランがあるので)
でもって、仕事の合間にちょいちょい来て喋っていく笑

そのうえ、「レストランのコースメニュー用のデザートが余ってるけど、よければどう?」
と、なんとデザート盛り合わせをもらってしまう笑






ちょっと時間経ってるからシャーベット溶けちゃっててごめんね、と、言われましたが
たいへん美味しくいただきました。

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海の上で過ごすのも4晩目ともなると、
なんとなくそれなりに、気持ちのいい過ごし方みたいなのが出来上がってくるね。
もうこれで今回の旅では、船には乗らないのかと思うと残念。
いつかまたこうして、乗る機会があるのかなー。






もうすっかり北らしい風景。
うっすら夕暮れの色だけれど、これで午後10時くらい。






午前0時ごろ、短い時間だけ、小さな町に寄った。

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その後は結局、相当なうるささの超狭いキャビンで気持ちよく9時間熟睡。
なんか、日に日に打たれ強くなってる気がするぞ、、、

そんなわけで、目が覚めたときにはすでに午前10時を過ぎていました。
あと1時間半でホニングスヴォーグに着いてしまう!と慌ててカフェテリアへ行き
そこではじめて、2時間船が遅れていると知ってがっくり笑
どうも寝てる間、お天気あんまり良くなかったらしい。






午後1時半、前方に町が出現。これがホニングスヴォーグ!

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さて、ホニングスヴォーグへ着いたあとは、まずはホステルへ荷物を置きに。
が、ホステルが港から徒歩30分ほどの場所にあったため、予想以上に苦戦。
町に1軒しかないホステルなのに、なんでこんなところに作ったんだ、、、

そしてチェックインを済ませ、来た道を30分歩いて船に戻る。
実は昨日から(実は今朝も)あれこれ世話をやいてくれたウェイターさんと
船の出発までの時間、ホニングスヴォーグで遊ぶ約束をしていたのでした。

ウェイターさん、マーティンはスウェーデン出身。
マーティンが連れてきたキッチンで働くオスカルも同じスウェーデン人、
というか学生時代からの友達で、仕事を紹介したそう。
(ちなみに話が進むうちにわかったことだけれどわたしと同い年だった!ワォ)

そんなわけで、スウェーデン語も交えながら、色んな話をしたり、アイスを食べたり。
そしてのんびり町はずれまで歩いてきたところで
マーティンが、ここからじゃ海が見えないから裏の斜面に上りたいと言い出した笑

「え、、、これ人んちじゃないの」「いやここ過ぎれば人んちじゃないでしょ」
みたいな感じで、あっさり上りはじめ、






上ってきちゃったよ。

どんな急斜面を上ったかをお見せしたかったのですが
いかんせん本当に急だったので上ってきたところが見えません笑

でも楽しかったー!ちゃんと気を遣ってもらったしね。リトルアドベンチャー!






オスカル(左)とマーティン(右)。

この後、上着を持ってなかったマーティンは、「やっぱり寒いな、、、」と言い始める笑
そりゃ、寒いよ、夏とはいえ北緯71度ですよ。






「スウェーデンやノルウェーの水はこういうところならどこでも飲めるよ」と
右にある小さな川に水を飲みに行ったオスカル笑






港近くまで戻ってきて、自分が働く船を撮る、写真大好きマーティン。

ふたりと過ごしたのはたった2時間強ほどだったと思うのだけど
(まあ、マーティンとは結局足すと2日間でずいぶん長いこと喋ってたと思うけども笑)
ほんとうに、この旅いちばんの時間でした。
冗談を言って、笑って、喋って、斜面を上って笑、綺麗な景色を見て、
この最果ての地でとても楽しく過ごしたこと、ぜったい一生忘れない。

船が出ていくのを見送りながら、ちょっと寂しい気持ちになった。
ふたりにとっても、思い出に残る時間になったなら、いいな。

今度会うときは、スウェーデンか、日本でね。

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途中道をきいたおじさんが、今朝までずーっと曇りか雨だったんだよって言ってて
3人でラッキーだったねって言い合ったけども
わたし本当にずっとこんな感じでラッキーがつづいてる。






スーパーで晩ごはんを買い、また30分歩いて、ホステルへ。

そしてホステルに戻ってキッチンに行ったら、台湾人家族と香港人の男の子がいて
色々とご馳走になりまた楽しく過ごしたりなど。

もう明日は15日目になるけれど、色んな場所で色んな人に出会っているおかげで、
倦むことなく、旅を満喫しています。感謝感謝。

11/06/15 0:47






北極圏最大の町、トロムソに来ました。

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昨日はボードーで歩き回り、ロフォーテン諸島に数時間はしゃぎっぱなしだったので
疲れたのか、船の上だというのに気持ちよく10時間睡眠。
なんかほんとに、多少のことは気にせず熟睡できるようになった気がします笑

フィンスネスという町に寄港するというので、慌ててシャワーを浴び、身支度を整える。






40分くらいだったけれど、朝の(とか言いつつ、もう11時過ぎてた)散歩。

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相変わらず景色は美しく、お天気も最高!
荷物の整理を済ませ、朝昼ごはんを食べたりデッキに出たり。






雪の残っているところが、さすがに増えてきました。






午後2時半、突然大きな町が出現してビビる。

これがトロムソ。人口は約6万7千人で、昨日行ったボードーよりも遥かに多いです。
昨日からずっと、沿岸にそれほど大きな町はなかったので、
これが目の前に現れたときには、ほんとうに不思議な感じでした。
こう、砂漠の中に現れた蜃気楼みたいな(いや、言いすぎか、ゴメンナサイ)






メインストリート。服屋さんやレストランが並んでる、、、!
トロムソには大きな大学があるので(わたしの同級生、多分誰か再来年ここ来ると思う)
若い人向けのお店が多い気がするなー。

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まずは荷物を引き摺って急な坂を上り、B&Bにチェックイン。
その後北極圏博物館を見終わったらすでに夕方5時だったので、
開いてるのかなぁと思いつつ、有名な“北極教会”までぶらぶらと歩いてみることに。

北極教会は、市内中心部からみると、トロムソ湾を挟んで対岸にあります。






この橋を左から右に渡るのだ(これは船の上から撮影したもの)






予想通りというか、橋、結構長かった、、、しかも車が通るとすこーし揺れる。
べつに怖くはないけど、ちょっとやな感じでした笑






到着。対岸からもずっと見えてたけど、近くに寄るとすごい素敵、、、!
設計はヤン・インゲ・ホーヴィで、1965年に建てられたそう。50年近く前なのかー






内部もモダン。外観から来るイメージよりも、さらに明るかったので驚きました。
青が基調の大きなステンドグラスが、とても美しかった。






振り返るとパイプオルガンが。そして一面ガラス!

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16歳だったとき、CD屋さんのフリーペーパーで、
“白夜の町、トロムソから来た歌姫”という記事を見つけました。
当時すでに北欧に憧れがあったわたしは、
発売後手に入れたCDを聴き、自分の部屋のコルクボードに貼った記事を眺めながら、
トロムソってどんなところだろう、と、思いを巡らせていました。
夏は太陽が沈まず、冬にはほとんど明るくならない町を想像するのは、とても難しくて、
でもそれだけでわくわくして、楽しかった。

その歌姫の名前は、Lene Marlinといいます。
記事にあった彼女のファーストアルバムPlaying My Gameは、わたしにとって、
これまで出会ったCDの中から1枚を選ぶなら迷わずこれ、という存在になりました。

フリーペーパーで記事をみつけて、読んだときのことも、
京都の三条にあるJEUGIAで、CDを手に取ったときのことも、試聴した瞬間のことも、
ほんとうに昨日のことみたいに鮮やかに思い出せる。
こんなCDは、ほかにはないのだ。

12年後、そのアルバムをずっと飽きずに聴きつづけていて
しかも、自分がトロムソへ来ることになるなんて、当時は思ってもみなかったな。
色々事情があって、当時は旅行でも海外へ行くことは、すっかり諦めていたから。

時間が経つっていうのは、なかなかに素敵なことだよ。
と、穏やかな気持ちで、トロムソの明るい夜を迎えています。

Lene Marlin - Unforgivable Sinner (Official Music Video)

11/06/12 23:09









写真はもちろん無力ではない(と、わたしは思う)けれど
信じられないほど美しい瞬間に出会うたび、足りなくて敵わなくて、少しかなしくなる。

撮るけどね、それでも!!

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さて、夜行列車で北極圏突入、ボードーへ。

10時間の列車の旅は、快適そのもの。
まあ基本的に厳しい状況下で寝ることに耐性があるからかもしれないけど笑
(夜行列車は、小さな頃から年2回は乗る機会があったから慣れてるし)
耳栓もすることなく見事に熟睡、気がついたら朝でした。






9時15分、ボードー駅に到着。

しかし外に出てあまりの天気のよさと暑さにびっくり。
タンクトップにシャツ羽織ってただけなのに汗かいたよ。とても北極圏とは思えん、、、

その時間だとお店も開いていなかったので、まず市内中心部をひととおり歩き回り
1時間半が経過したころには、もうだいぶ体力削がれてました笑






ボードー中心部は道路が広くて、本当に整然としていて驚き。
第二次大戦で破壊されて、あらためて都市計画したからなんだろうな。






ショッピングモール!助かった!、、、と思いきや
日光が降り注ぐし当然冷房はないしで外より暑くって凹みました笑

ここにあったカフェで遅い朝ごはんを食べていたら
おばさまに、こんな天気のときに来るなんて運がいいわねえ、と声をかけられ
この天気をエンジョイすべきと言われてちょっと気を取り直してみたり笑

だがしかし暑いものは暑いのだ。。

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実は今すでにボードーを離れ、船の上にいます。
ボードーは、わずか6時間の滞在予定だったのでした。

しかしいかんせん観光都市ではないので、市内中心部をあっさりと見終わってしまい
どこへ行けば一番いいのかがわからないという予想外の展開。
なので、観光案内所へ行き、
「あと3時間でこの天気のボードーを最大限楽しむにはどうしたらいいと思う?」と
無茶ぶりとも言える質問をぶつけることに笑






そしたらお兄さんに、にこやかにこの岬の先への散歩を勧められた。
見た瞬間遠くないかこれ?と思ったけど、行ったよ、だって勧められたから!笑






工場や倉庫を横目に、どんどん歩く。






そして1時間後、岬の先にある要塞に到達。






ボードー中心部を望む。たしかに素晴らしい眺めでした。

こういうときっていつも、調子に乗ってかなり遠くまで歩いて行ったはいいけど
戻る手段も徒歩しかなくて、帰るのすんごいめんどくなる笑
行きに1時間かかったってことは、そりゃ帰りも1時間かかるんだぜ。

わかっていても懲りないやめられない、散歩大好き人間。

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そんなわけで午後3時過ぎにボードーを出発し、3日振りの船旅へ。
ロフォーテン諸島に寄りながら、北緯70度近くに位置する町、トロムソへ向かいます。

世界一美しい場所のひとつとも言われるロフォーテン諸島。
とても行ってみたかったのだけど今回都合がつけられなかったので
少しでも寄れるのを、ほんとうに楽しみにしていました。






何も言えなくなるくらい、きれい。
デッキで何時間も、浮かぶたくさんの島を眺めたり、写真を撮ったり、
すれ違うヨットや船の人に手を振ったりして過ごしていました。






雪がまだ残っているところも。






ロフォーテン諸島最大の町、スヴォルヴァーで。
ここでは1時間以上停まってくれたので、町の雰囲気だけでも感じられてよかった。

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明日は午後3時頃トロムソ着。そこでは1泊します。
だけど、聞いた話では明日明後日とノルウェーは祝日らしい。
どうしようご飯食べるところ軒並み閉まってたら。。

ともあれ、トロムソはどういうところか全然想像がつかないので、楽しみです。

11/06/12 0:33



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