今日、大学の成績発表がありました。

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先週の木曜日に学科から、月曜日に発表するよと情報が出されて以降
こういうとこ気弱なわたしは、実はいてもたってもいられませんでした笑
エンジン音の鳴り響く船でも9時間寝たっていうのに笑、なんと昨夜はちゃんと眠れず。
今日はせっかくのレイキャビクなのに、気になって何も手につかず。

まあでも、ふたを開けてみれば、50点を切った科目はひとつもなく
(40点が単位取れるラインで、70点超えるとすごいって感覚)
もっとも大事な今年の自由課題には、なんと学科で2番目の高評価がついていました。
これには驚いて、本当に自分の番号かどうか散々確認しました笑

イギリスの大学がどこもそうなのかはわからないけれど、
うちの大学の場合、テストもエッセイもスピーキングを除きすべて無記名、
それも学籍番号ではなく試験のための受験番号のみを記入。
そのうえ採点は必ず2人の先生、うち1人は外部の先生という徹底ぶり。
なので、完全にイギリス人のみんなと同じ条件になるわけで
(学科で英語が不安定なのはわたしひとりなので内部の先生には多分ばれちゃうけど)
正直期待していませんでした。相対評価なわけじゃないけど、みんなすっごく賢いし。。
なので、今回の成績は総合的にはまあ真ん中くらいだったんだけど
互角にやれるやん、って感じで笑、大きな自信になりました。目標低いかもだけどね!

でも、あんなに勉強した古ノルド語がよくなかったのは、やっぱり悔しかったし
スウェーデン語も総合成績はよかったけど、スピーキング次第でもっといけたので
夏のあいだに、しっかり反省します。

ともあれこれで、いつも温かく応援してくれる両親に、いちおう顔向けできる笑
よかったよかった。

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それにしても、その成績の発表方法っていうのが、
ただ受験番号と科目名、点数及び評価が一覧になってるだけ。
つまり普通に、全 員 の 点 数 が 見 え る。
しかもうちの学科は人数がそれほど多くないうえ語学の選択が分かれてるわけなので
どの番号が誰か、だいたいわかっちゃう。
これは、、、いいの?というか、日本だと大問題になるんじゃなかろうか。。

とりあえず思ったのは、結構容赦なく30、40点台つけるんだなってことと
古ノルド語で82点という驚異的な点数を取った友人はタダ者じゃないってことです。
いくらテスト一発勝負だからってありえない。。

とにかく、発表方法含め、なかなかシビアだなぁと思いました。うーん。

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そんなわけで、来年度も壮絶な言語環境に、なんとか食らいついてまいります笑
今回の成績で、フィンランド語に復帰する決心もついたし
英語への不安も少しは減ってきているから、次はもっと良い成績が取れればいい。
今度は、目標高く!がんばるぜ。

ところで、成績発表を前に落ち着かなかったのはわたしひとりではなく
結構学科の子みんなおろおろしていて、なんかカワイかったです笑
みんな成績をしっかり気にするというか、とても真剣なので、いいなぁと思います。






朝昼ごはんに食べた、シナモンロールとスコーンのあいのこみたいなやつ。
うわのそらでぼんやり口にいれたら、美味しくって我に返った笑

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さて、そんな今日、何も手につかない状態でわたしが何をしていたかといいますと






こんな集団を発見して延々と追いかけてました。

たぶん、アート集団かなにかだと思うんだけど、
いかんせん話しかけられる雰囲気じゃないので、よくわかんなかった笑

最初は、なにこれ!?って感じだったんだけど、よく見てると彼ら、なんかすごい。
やってることは、この服装で、
集団でポーズをとる→しばらく静止→人形のような動きで歩いて次の場所へ
を、繰り返してるだけなんだけど、とにかく驚くほどに動きに無駄がない。
すーっと歩き、止まり、看板やら何やらにするするっと巻きついて、微動だにしない。
とにかく徹底してるのです。






ほんとにこのままぴくりとも動かない。

なんのためらいもなくこういう形を作っているところを見ると、
最初からすくなくともここでだいたいこういうポーズをするっていうのはあるんだろうな。
でないと、無理だと思う、あんななめらかな動き。






移動中。この揃った姿勢に注目!ただ歩いてるんじゃないのだ。






そしてまたポーズ。もはやエレガントですらある。

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そんなわけで、アイスランド最後の日はなんだか全体的によくわからない1日でしたが
これはこれで思い出深いです笑
今年度の成績について思い出すたび、レイキャビクの風景とこの集団が浮かびそう。。
なんか、すっごくへんな日だったなー、って。






〆は、滞在中何度も来たLaundromatで晩ごはんを食べ、コーヒーを飲みました。
毎回そうしていたように、本を読みながら。






今日はちょっと贅沢して、ビーフたっぷりのオープンサンドイッチ!
自分お疲れさま、ってことで。ね。

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明日(もう今日だ)にはケフラヴィークから飛行機に乗り、ロンドンへ帰ります。
長かった旅行も、明日で終わり。ちょっと信じられないな。

とにかく日記映えしないアイスランドの旅でしたが笑、
ノルウェーでの20日とはまた違い、ゆっくりと時間が流れる、素敵な1週間でした。
レイキャビク、大好きになりました。ありがとう。

11/06/28 0:16












あれこれ考えを巡らせているうちにまた夜。
ここ一段階抜けてるわ、などと整理しつつ、もっと手段が欲しい、と思う。勉強不足。

ずっと足りないと感じていたものの端っこをつかんだ気がしているので
離さないようにどんどんたたみかけるべし。

それにしても、鬼授業Literary Studiesの効果は絶大だった。

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さて、アイスランド。

昨日はツアーに参加し、ラゥングヨークトルという氷河へ。
ほかにも色々とツアーはあって迷ったんだけれど、海岸や滝はずいぶん見てきたし笑、
アイスランドは国土の10%以上が氷河なので、やはり見ておきたくってこれを選択。

というわけで、陽気なツアーガイドのおじさんの話を延々と聴きつつ、
9時間にわたってバスに揺られていました。






、、、えらい勢いで温泉が湧いてて驚く。

途中、休憩を兼ねて、こういう小さな名所やお店にちょこちょこ寄ってくれました。
それが意外とたのしかった。






ヴァルナフォスという名前の滝。実は氷河より感動したかも。この水の色、、、!
時間が30分しかもらえなかったのに、ついどんどん岩肌を上っていってしまい
遅刻して置いてかれるんじゃないかとだいぶ焦りました笑






いつまででも見てたい。

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今年のアイスランドは、5月6月ととても寒かったらしく、
例年なら5月下旬にはオープンするはずの氷河へ続く道路がまだ通行止め。
というわけで、舗装されていない別の道路を通って近づいたのだけど
ほんとにガッタガタで、途中それなりに宙に浮きました笑
なんか、、、懐かしかった(バルト三国とか思い出して)

入り口で大きなトラックに乗りかえ、いざ氷河を走る。






ずっとこんな風景。
またかなり揺れたので(まあ、今度は道がないものねえ、、、)
窓に張り付いてたら何度も頭を強打し、さすがにちょっとめげそうでした笑






いちばん標高が高いところ(確か1300mほどだった)でトラックを降りて
周囲をちょっと歩いたり。

おじさんが、氷河は純度の高い水を産み、魚を産み、エネルギーを産むから
アイスランドは氷河がある限り破産してないんだよ、って言ってたことが
なんとなく印象に残ってる。

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実は、アイスランドに来てから、ツアー参加はこれで3度目。
(ブルーラグーンも、中では自由だったけども、一応ツアーだったしね)
というのも、アイスランドには旅行者向けの路線バスが少なく、
ツアーに参加しないと、なかなか行きたいところへ行けないのです。

これが、ツアー旅行をほとんどしたことのないわたしには、想像以上にきつくって
ガイドさんから面白い話が色々聞けたり、いいところはあったものの
3日やったらもうしんどくなっちゃった。。
で、レンタカーを借りようにも、日本の免許はあっても国際免許証取ってきてないし
だいいちわたしまだ死にたくない、、、(本気)

そんなわけで、(ほかにもこまごまとした事情が重なったのもあり、)
レイキャビクでの残りの3日間は、遠出をすることは考えず
徹底してのんびりすることにしました。

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今日はお昼まで寝て、親切な宿のスタッフの人からレイキャビクの情報を色々と聞き、
まずは近くにあるパン屋さんで朝昼ごはん。
その後、しばらくぶらぶらと散歩して、12 TónarというCD屋さんへ。






おじさんが声をかけてくれたので、好みを伝えたら、
これはこういう感じで、、、と1枚1枚丁寧に説明してくれながら薦めてくれて
しかも、全部開封して聴けるから聴いてごらん、と奥に案内してくれた。
さらに聴いている最中にも、それが特に気に入ったならこういうのもお薦めだよ、とか
これは名盤だから聴いてみて、と、さりげなく何作品も持ってきてくれて
それがもう、素敵なわけです、全部。






で、結局悩みに悩んで絞ってそれでも4枚購入。CDひさびさに買ったかも。
最近聴きたいものが見つからず、かなり前にリリースされたものばかり聴いていたので
iPodが急に潤ってすごくうれしい笑

コーヒーの香りのする部屋で、雑誌をめくったり、
ほかのお客さんに、そのCD本当にいいよー、とか声をかけられたりしながら
延々と音楽を聴くこの幸せよ。

ところで、イギリスには(アイスランドにも)ツタヤ的なお店がほぼ存在しないんだけど
それってCDもDVDも日本よりずっと安いからだと思う。
特にDVDは、最初海賊版じゃないかと疑ったほどで、500円以下なんてこともザラ。
もちろんそこまでじゃないこともあるけど、数千円するものはかなり稀なので
レンタルの有難さって感じにくいんだろうなー、きっと。






その後、カフェで本を読み耽りながら、あれこれ考えごと。
異国にいるとは思えない1日でした笑

レイキャビクが素敵な町だから成立するんだけどね、これって。
ほんとうに、いいところです、ここ。

そして結局旅行中に考えたことってあとで振り返ると財産になっていることが多いから
まあ、そういうものなのかも。

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明日も、心配していることがあるのでやきもきしつつ、ぐーたらな流れを継ぐ予定です笑

旅行もあと2日。一時帰国まで、あと1週間!

11/06/27 1:39






アイスランドでたぶんもっとも有名な場所、ブルーラグーンへ!!

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ブルーラグーンは、世界最大の屋外温泉施設です。
火山国のアイスランドは、蛇口から温泉水が出るというほどの(!)、温泉天国。
なので、しっかり水着を持参し、とてもとても楽しみにしていました。

だって温泉どころか、お湯につかること自体がとってもひさしぶりなのよー
(寮の部屋にはもちろんバスタブなどなく、シャワーのみ)
机の前に座りっぱなしだった4月5月、夢にまで見たお風呂!!!!!

そんなわけで朝もはよからバスに乗り、うっきうきでブルーラグーン到着。









着いてすぐのところにある温泉水の池(ここは入浴はできない)のまわりを歩き
おおおおお、、、ほんとに青い、、、と無駄にのまれる笑
眩暈がするくらいきれい。

ところで余談だけど、こういう光景を見ると筆洗を思い出すのはわたしだけでしょうか。。
わたし、絵を描くよりあれが好きだったと言ってもいいくらい、筆洗好きな子供でした。
濃い色使っちゃって水が黒っぽくなるたび、すごいがっかりしてた。

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ブルーラグーンの施設はとってもハイテク!!
入場料を払うと、チップが入ったブレスレットみたいなのを渡されるんだけれど、
入場するときも自動改札機みたいなのにピッとやるだけだし
ロッカーもそれで開け閉めできるし、飲み物もお金持っていかなくてもそれで買えるし、
とにかく便利。さすがアイスランド。

さて、さっそくシャワーを浴び、水着に着替えて温泉へ。






入ってびっくり、まじで広かった笑。さすがは世界最大。
深さはまちまちだけど、一番深いとこは身長162cmのわたしがぎりぎり頭出るくらい。
なので、ざばざば歩くわけにもゆかず、端から端まで行くのに本当に数分かかります笑
すごい開放感!

ちゃんと効能のあるれっきとした温泉で、皮膚病の治療のために来る人も多いとか。
白い泥にはミネラルがたくさん含まれているそうで、みんな顔に塗りたくってました笑
わたしも負けじと3回塗りました笑。欲張りすぎたなーと今さら反省してる。。

お湯の温度は38℃くらいだし、気温も15℃くらいで顔は涼しいので、
のぼせることもなく、ぷかぷか浮かんでるうちに3時間近くが経過。
あっという間だったー至福だったー!






施設の屋上から撮った写真。驚異の広さ!

その後、カフェで温泉を楽しむ人を眺めながら遅いお昼ごはんを食べ、
あちこちで写真を撮って、帰路につきました。
癒された数時間でした。

しかし、こういうのはぜったいみんなで来たほうが楽しいね!笑
基本的には一人旅派なんだけど(わたしの旅行ペースに付き合わせるなんて悪すぎる)
さすがにひとりでぷかぷかしてると、日本にいる彼や友人たちが恋しくなりました。






ブルーラグーンのまわりは溶岩台地。こんな風景がずっと広がってた。

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レイキャビクへ戻り、ゲストハウスの部屋ですこし休んだあとは、ふたたび町へ。
すっかり気に入ってしまいなんと3日連続で来ているCafe Laundromatで
水着を洗濯機と乾燥機にかけ、晩ごはんを食べる。






このカフェは実はコペンハーゲンの有名店。
レイキャビクに支店があるとは知らなかったので、見つけたとき本当に驚きました。
コペンハーゲンのお店よりこっちの方が明るくて広々としてて好きだな。

夜8時ごろには、晩ごはんやビールを楽しむ人で沢山あるテーブルはほぼ満席。
カウンターに座り、ざわざわした中で本を読むのも、これまた至福でした。
こういうときもないとね。

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そして洗濯も終わり、さてゲストハウスに戻ろうかな、と席を立とうとしたとき
新婚旅行中のフランス人カップルに、こっちに来て一緒に飲まない?と声をかけられ
いそいそと移動することに笑

ふたりとも、すっごく笑顔が素敵な人だったー
笑顔は内面を映すよね、で、その人の近しい人を映すよね、と、思う。

そんなわけで、例によって長々と喋り、帰ってきたのはなんと23時。
長くて、ゆるい、なんだかいい1日でした。

11/06/24 2:35
























言葉にならない。

心を奪われた瞬間のことを、目の動きや、呼吸や、聞こえていた音や、
そういう細かなパーツにして、いつでも組み立てられたらいいのに。

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心配ごとと、遠い母国から届くメールと、コーヒーと。
雑誌をめくりながら、近い未来と、もっと先のことを考える。

ぶれずに、まっすぐに、もっと優しい目で物事をみられればいい、と思ってる。
言うのも恥ずかしいくらいに抽象的だけれど、この3年間、本当にずっと。

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飛行機から見た夏のアイスランドは、驚くほどに、茶色く、ごつごつしていました。
対照的に、レイキャビクは、優しい色をした町です。

しっかりと刻んでゆければいいな、と、思っています。

11/06/22 22:46



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