逃げ出したいことの方がずっと多いけれど。

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先週末は、大学時代からの友人の結婚式のため、東京へ行っていました。
大きな披露宴でなぜだかわたしが緊張したけれど、
友人は言わずもがな美しかったし、旦那さまからは嫁好き好きオーラが出ていて笑
とてもほほえましかったです。楽しかった。

日曜日には、独身組で埼玉は越谷にあるレイクタウンへ。
お昼すぎに待ち合わせ、フードコートで喋り、スタバで喋り、
お店をひやかしつつ喋り、晩ごはんに回転寿司を食べながらまた喋る。
もう内容がまったく思い出せないくらい、他愛もない話しかしてないんだけれど
10時間もそうしていられたことが本当に贅沢で、嬉しかった。

しかし、家族連れと若い子だらけのレイクタウンで、
アラサー男女6人組は確実に浮いていました笑。あはは。

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泊めてもらった友達と、深夜いろんな話をするうちに
彼女が、親ともほとんどの友達とも、
もう生きているうちに100日は会えないんじゃないか、という趣旨のことを言った。

否定したかった、けど、ああ本当にそうだ、と思うしかなかった。

会える時間を大切にしよう、とか、言葉にするほど軽くなってしまう気がするけれど
結局、それしかないのだ。無力感とともに泳ぐこと。絶望すること。楽しむこと。

さて、それで、結婚っていったいどういうことなんでしょうね。

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6月ももう半分が過ぎようとしている。
決めなくちゃいけないことを決めて、買わなくちゃいけないものを買わなくちゃ。

★記録用にbooklogはじめました “a better view on a bitter world”
現在のところ、5月末にテストが終わってから読んだ8冊の本を登録済。
レビューは書いていませんが、1冊につき1箇所ずつ、引用しています。

★aboutページ、ちょっと更新しました(booklogもひとまずここからつなぎました)

15/06/2012 20:09












ここで、1年間暮らしていた。

夏に家をあければ部屋のあちこちででっかい蜘蛛が巣をつくっていたし、
半地下なので、冬は死ぬほど寒かった。
エッセイが大変だった時期に3日3晩停電したし、給湯器も壊れて工事が入ったし、
シャワーは壊れていないときでもちゃんとお湯を出すにはコツが必要だったし、
最後にはヒーターも壊れて、直ることのないままここを出ることになった。

それでも、大きな出窓のあるこの部屋が、とてもとても好きだった。

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京都へ帰ってきて5日目。
テレビをつけても街へ出ても情報量の多さとテンションに圧倒されてしまい
いまだ空気にうまく溶け込めずにいる(気がする)

日本語だけの環境に違和感をおぼえ、眠ったときに見る夢はほとんど英語で、
自分がある程度ロンドンでの生活に馴染んでいたことを知る。

とはいえ、ここはわたしが育った国の、育った街で、
ほかにはない安心が、ここにはあるのだ。

あと1ヶ月強のあいだ、いろいろやりながら、美味しいものをたくさん食べて
ひさしぶりの日本を楽しみたいです。






続・部屋。本棚がなかったので、本や雑誌は床に積んでいました。






小さなキッチン。コクトーのドローイングをコピーして貼ってた。

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帰ってくる前日、イギリス人の友達に、
「イギリスに来てからのことを振り返ってどう?今どう感じてる?」と訊かれた。
「ここへ来てわたしの人生は完全に変わったから、来る前の自分はもう想像できない。
すばらしかったことも、つらかったことも、あまりにも沢山ありすぎて
わたしはあの時から、ふたつの人生を同時に生きている気がするくらい」と答えた。

言い過ぎだったかなあとも思うけれど、でも、本当にそうなのだ。

しんどかったこのacademic yearが、成績発表を残してようやく終わった。
次に繋がる1年、だったのかな。だといいな。わかるのはこれからだ。

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それにしても、溶け込めてない気がするとか言っておいてあれだけど
電車も郵便もネットショップもとにかく何もかもが正確だし、
街じゅう安くて美味しいもので溢れてるし、もう日本最高ですね!笑
また国外に出たら、これがとんでもなく恋しくなるんだろうな。

05/06/2012 12:54



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